【パンクラス】元PXC王者アグオン、新天地で再起に挑む「自分を変えようと思った」
2月5日(日)東京・ディファ有明にて開催される『PANCRASE 284』の第4試合フェザー級ワンマッチで、コンバ王子(マッハ道場)と対戦する元PXCバンタム級王者カイル・アグオン(アメリカ・グアム)の公開練習が、3日(金)都内で行われた。
アグオンは2008年のプロデビューから地元グアムのMMA団体『PXC』一筋で活躍してきた27歳のファイター。2014年10月にバンタム級王座を獲得した実績を持ち、田中路教やラッセル・ドゥアンといった後のUFCファイターとの対戦経験もある。PXCでは常にトップクラスの実力を発揮してきたが、今回、初めてPXC以外の団体でその力を見せることになった。
公開練習ではシャドーボクシングで体を動かした後、軽めのスパーリングを披露。長いリーチで打撃を繰り出しつつ、タックルからテイクダウンを奪って相手を押さえ込むまでの一連の動きを確認した。
まだ日本に到着したばかりというアグオン。「PRIDEが好きで良く見ていたから、格闘技が盛んな日本で試合をできることが嬉しいよ」と初来日の喜びを口にしながらも、「スーパーコールド(めちゃくちゃ寒い)。寒さにはあまり強くないから、さっきも暖房を入れてくれと頼んだんだ。聞いてはいたけれど、グアムが温かいから余計に寒く感じるね」と予想以上の寒さに苦笑いを浮かべる。
直近の試合は昨年11月に行われたPXCバンタム級暫定王座決定戦で、アグオンはトレヴィン・ジョーンズに判定2-1で敗れた。そこから他団体への参戦と階級アップという新たな挑戦を決断したことについて、「判定に納得がいかなかったところはあるけれど、あの試合をきっかけに自分を変えようとも思ったんだ。それで今回、新たな世界でフェザー級に階級を上げて戦うことにした」と理由を説明する。
そんな心機一転のアグオンだが、コンバとの試合については「(コンバが)自分と戦績(9勝6敗)が同じということは知っているよ。あと寝技が得意ということも聞いた。でも、試合映像は見ていないんだ。だから、実際に戦いながら、その場で出来ることをやっていこうと思っている」と自然体で臨みたいと言う。
そして、「あくまで、他の試合と同じように臨むつもりだ。彼のことを甘く見ているわけでもないし、油断できない相手だと考えている。しっかりと自分のスキルを披露して勝ちたい」と気を引き締めた。
パンクラス参戦を機に「世界に向けて自分のスキルをアピールしたい」とも話すアグオン。かつてPXC王座を争った田中路教が、同じ日(2月4日=現地時間)にアメリカでUFC第3戦目を迎えることについて話が及ぶと、「とてもワクワクしているよ! 彼が勝つことを祈っている。一緒に練習したこともある仲だし、少しだけれど今でもやり取りすることがあるんだ。彼は元PXC王者としてUFCで戦っているので応援しているよ」と田中にエールを送った。
初の他団体、初のフェザー級で迎える再起戦という大一番だが、アグオンは「僕はPRIDEの大ファンだった。全ての試合で何かが起こるようなエンターテイメントに溢れたイベントだったと思う。自分もその時と同じように、観ている人たちを楽しませるような試合をしたいし、そうすることでまた次の大会に呼ばれるようにしたい」と試合で魅せることも意識したい語っている。
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