【ROAD FC】“一児の母”しなしvs“現役女子高生”イェジが決定、年齢差は23歳に

2017/02/15（水）UP
（最終更新：2017/02/15 11:49）

　3月11日（土・現地時間）韓国・ソウル市のグランド・ヒルトン・コンベンションセンターにて開催されるROAD FC史上初の女子MMA（総合格闘技）大会『ROAD FC XX』（XX＝ダブル・エックス）の対戦カード第1弾が発表された。

　初代DEEP女子フライ級王者しなしさとこ（フリー）vs“女子高生ファイター”イ・イェジ（韓国/Team J）が決定。両者は2015年7月のROAD FC日本大会以来、約1年9カ月ぶりの再戦となる。

　現在40歳のしなしは、柔道とサンボをバックボーンに、女子MMA黎明期からトップ選手として活躍。2008年2月に初代DEEP女子フライ級王座を獲得し、現在も保持している。結婚・出産・育児のため2008年10月に一度リングを離れたが、2014年10月に復帰を果たすと、以降は7連勝を飾っている。戦績は39戦35勝2敗2分（KO・TKO勝ち3回、一本勝ち26回）。

　このうち1勝が今回対戦するイェジをTKOに下した時のもの。しかし、イェジはこの試合がプロデビュー戦であったにもかかわらず、下からの顔面蹴り上げやテイクダウン奪取など、百戦錬磨のベテランを苦しめた。しなしも試合後、「相手の選手がとても身体が強くて思った以上に器用で反応が良くてビックリしました。これから凄く強くなると思います」と語っている。

　そんなイェジは、柔道、キックボクシング、韓国の打撃あり柔術ゴンコンユスルをバックボーンに持つ17歳の現役女子高生。現在までの戦績は4戦2勝2敗（TKO勝ち1回）で、その対戦相手はすべて日本人選手だ。

　昨年2月に『WSOF-GC』で迎えたデビュー第2戦目では、これまた日本屈指のベテランである元DEEP女子ライト級王者・渡辺久江と対戦してTKO負け。しかし、熟練トップファイターたちとの2連戦を経験してからは2連勝を飾っており、その成長ぶりを覗わせている。

　まさにベテランvsルーキーというにふさわしく、年齢で23歳、キャリアでは35戦の開きがある両者の一戦。果たして、成長著しいイェジが地元でリベンジ＆世代交代を果たすのか。それとも、しなしが返り討ちでベテラン健在をアピールするのか。

●編集部おススメ記事
・しなしさとこ、韓国の女子高生ファイターに思わぬ苦戦
・女子限定大会が3・11開幕、現役女子高生ファイターら参戦