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【RIZIN】浅倉カンナ、初勝利に向けて万全「今回は負けられない」

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2017/04/10(月)UP

ミット打ちを披露する浅倉カンナ

 4月16日(日)横浜アリーナで開催の『RIZIN 2017 in YOKOHAMA』に出場する浅倉カンナ(パラエストラ松戸)の公開練習が、10日(月)千葉県内で行われた。

 浅倉は昨年末のRIZINで、PRIDE時代を通じて史上初めての現役女子高生ファイターとして大舞台に参戦して注目を集めた19歳。初陣では判定負けを喫し、今大会ではRIZIN初勝利を目指しての参戦となる。

 前回大会の敗戦を機に、キックやボクシングのスパーリングを中心とした打撃強化に取り組んできた浅倉。ミット打ちでは、ワンツーからフックやアッパーのコンビネーションをテンポ良く打ち込み、成果をアピールした。

「追い込みが終わってばっちり仕上げて来れたので、あとは調整して試合に臨むだけです。前回は負けちゃったので、今回は負けられない」と燃える浅倉。「2月に一度試合があったのですが、打撃はけっこう上がっていると思います」とトレーニングの手応えを口にする。

 所属ジムと同じ系列のパラエストラ柏で行われたこの日の公開練習には那須川天心も参加。キックボクシング界の至宝である那須川からも打撃について助言を受けたことを明かし、「打撃の距離感は勉強になりました」と自信を覗かせた。

 そんな浅倉が今回対戦するのはアレクサンドラ・トンシェバ(ブルガリア)。アマチュアMMA大会の世界的な登竜「IMMAF」のヨーロッパ大会を制し、昨年の世界大会ではストロー級世界王者の称号を手にしている。

那須川(右)とのスパーリングではしつこくタックルを仕掛けた浅倉(左)

 トンシェバの試合映像をチェックしたが特別な印象は残らなかった様子の浅倉。自身の打撃にも進化を感じてはいるものの、「油断はしないで、タックルベースの試合で進めたいです」と、やはり持ち味であるレスリングを活かした勝負に徹するようだ。

 今大会では第2試合に登場し、全4試合ある女子の試合の中ではトップバッターとなるが、浅倉は「女子だけではなく、後の試合全部にも勢いが付くようにしたいです」と意気込みを語っている。

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