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【K-1】大和哲也、6年ぶりHIROYA戦へ闘志「今後の人生を左右する一戦」

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2017/04/11(火)UP

ミドルを叩き込む大和哲也

 4月22日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館にて開催の『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~』に出場する大和哲也(大和ジム)の公開練習が、11日(火)都内で行われた。

 大和は2010年のK-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで、才賀紀左衛門や久保優太からKO勝ちを収めて優勝した実績を持つ29歳。旧K-1消滅後はヒジ打ち・首相撲ありのムエタイルールで活躍し、2015年にはWBCムエタイ世界スーパーライト級王座を獲得。新生K-1初参戦となる今回、初代Krush -65kg級王者HIROYA(TRY HARD GYM)との6年ぶりの再戦に臨む。
 
 この日の公開練習では、2分間のミット打ちで鋭いミドルやヒザ蹴りを叩き込み、さらには相手のハイをかわして軸足をひっかけてこかすといったムエタイ特有の技も披露。自らの持ち味をしっかりとアピールした。

 仕上がりについて「いつもに比べたら順調な気がします」と話す大和。「僕も今回で53戦目です。勝ったり負けたりした自分を見つめ直して、試合の中で良い時と悪い時の自分は何が違ったのかを最近は俯瞰(ふかん)して見れています。良い時はもう一人の自分が自分を冷静に客観視しているような状態ですね」と精神面の安定が大きいようだ。

 内面に変化をもたらした要因の一つが合気道。一昨年の11月末頃からジムワークとフィジカルトレーニングに加えて週2回のペースで取り入れており、「合気道を通じて自分と向き合ったり、心を鎮めたりすることができるようになりました」と成果を口にする。

 K-1ルールでの試合は久しぶりとなるが、「今までヒジを打っていた距離でパンチを打たないといけないので、最初の方は戸惑いもありました。片手でつかんでの攻撃も多かったので、その癖が出ないようにするのも大変でしたね」と振り返る。

 しかし、現在はK-1ルールの動きがスムーズに出せるようになっている手応えは十分。「試合が始まってみないと分からないことでもありますが、ヒジを打つことはまず無いと思います(笑)。今回はムエタイルールで戦ってきた大和哲也を出すというよりは、自分がK-1ルールに順応できるように自分を仕上げている段階ですね」と話した。

 対戦相手のHIROYAとは2011年のK-1 WORLD MAX 2011 -63kg日本トーナメント1回戦で一度対戦し、大和が勝利している。新生K-1で再戦を迎えることになり、「客観的に見て面白いカードだと思いますね。僕は正直、誰とやりたいということよりは、またこのK-1のリングに上がりたいというところが本心でした。そうした中でHIROYA選手と戦うことになって、運命的なものを感じますし、モチベーションもまた一段階上がっていますね」と試合が待ち遠しいようだ。

 念願の新生K-1参戦を果たす大和。「負けてもファンが多い選手もいたりして、結果よりも内容だぞということを周りから言われたりもします。でも、僕は内容を伴った結果が欲しいので、そこを(試合の)9分間で出せるように心身共に磨き上げています」と強調。「この試合で僕の今後の人生も左右されると思うので、本当に大事な一戦だと思います」と闘志を燃やしている。

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