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【訃報】極真世界選手権に最多出場の市村直樹が死去

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2017/05/29(月)UP

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市村(右)の世界選手権4大会連続出場は日本選手歴代最多タイ記録。48歳まで試合に出続けた

 極真会館城西下北沢支部の市村直樹支部長が、5月19日(金)午前6時55分に死去していたことが、国際空手道連盟極真会館の公式サイトにて発表された。50歳だった。

 故人と遺族の意向により葬儀は密葬にて執り行われ、初七日を過ぎての報告になったという。市村の師匠である山田雅稔・城西支部長は自身のブログにて「2年前から悪性リンパ腫を患い治療を行っていた」と記している。また、本人の意向で闘病生活を隠していた、とも。

強力な突きと下段回し蹴りを武器に、全世界選手権・全日本選手権で活躍

 市村は1966年10月19日、神奈川県川崎市生まれ。高校卒業後の85年4月に東京城西支部代田橋道場に入門。1994年第26回全日本選手権大会で3位に入賞すると、その後の全日本選手権で第28回~第30回、第32回、第34回の5大会でベスト8に入賞。全日本優勝歴のある八巻建志や故・黒沢浩樹と対戦し名勝負を演じた。

 無差別世界選手権大会では1995年の第6回~2007年の第9回まで4大会連続出場を果たした。世界選手権4大会連続出場は日本選手歴代最多タイ記録。

 1996年1月に城西下北沢支部を開設し、支部長としての活動をスタート。支部道場で後進を育成しながら、一昨年の第32回全日本ウェイト制選手権大会まで現役選手として活躍した。

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