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【シュートボクシング】新旧対決を受けて立つ鈴木「負けたら失うものは計り知れない」

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2017/06/03(土)UP

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まさに負ければ全てを失うハイリスク・ノーリターンの一戦を受けて立つ鈴木 写真(C)SHOOT BOXING

 6月16日(金)東京・後楽園ホールにて開催される『SHOOT BOXING 2017 act.3』でシュートボクシング(以下SB)日本ライト級1位・海人(TEAM F.O.D)と対戦するSB世界スーパーライト級王者・鈴木博昭(ストライキングジムAres)のコメントが、主催者を通じて届いた。

 次期エース候補として期待されている海人との対戦が決まったことに、「最初、このオファーを聞いた時は『今やるんかい!』という気持ちでした。タイミング的には、僕が衰えてきて、もっと彼が上り調子で何かしらベルトを獲っていたら、僕とやる流れになるのかなと」と思っていたという鈴木。

「前回、山口選手にKO勝ちしてKNOCK OUT参戦をいい感じでアピール出来て、SBの強さを証明していこうと思っていた矢先のことだったので、戸惑ってしまった部分はあります。今SB全体で見ると、若い選手が育ってきてフィーチャーされています。彼らにSBは盛り上げてもらって、僕はSB内で獲るべきものは獲っているので外でチャレンジさせていただきたい気持ちでしたね」と、今回の対戦決定に不満を隠さない。

 しかし、「今回、僕的にはハイリスク・ノーリターンの戦いであって勝って得るものは特にありません。かといって、ここで負けたら失うものは計り知れないものがありますよね。ただ、俺が人生懸けて積み重ねてきた戦歴は俺の人生そのもの。今は気持ちを切り替えて、たった1試合で今までのキャリア全部をぶん獲られてたまるかよ、という気持ちが強いです。全てを背負い、上の者として受けて立ちますよ」と、覚悟を決めている。

 KNOCK OUT参戦に備えてタイ修業を敢行し、「アタチャイ(来日経験もあるムエタイのスーパースター。鈴木秀明、桜井洋平らを高度なテクニックで破った)のジムです。今回KNOCK OUT参戦とはいきませんでしたが、練習だけでなく、ラジャダムナンスタジアムに行って試合を観たりして、言葉で言い表せないぐらいの刺激を受けたので行って良かったとは思います。ムエタイスタイルに変わったとかではなく、今のスタイルにうまく融合出来ていて間違いなく今度の試合でいいものを見せられるので、それを試合当日楽しみにしていてもらいたいですね」と、修行の成果を見せたいという。

 そして、「今はその先を見るだけです。そのために目の前に来る相手を蹴散らすのみ。彼の強気なコメントはどんと来い!という感じですね。なんなら仕留めて見てくださいよと。でも、俺はそんなに簡単ではないですよ」と、海人にメッセージを送った。

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・海人が挑発「鈴木選手は本物のエースではない」

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