【ボクシング】河野公平が3度目の世界を目指して再起
7月23日(日)東京・大田区総合体育館で開催される『ダブル世界タイトルマッチ」の記者会見が、6月14日(水)都内にて行われた。
今大会ではWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベジム)vs指名挑戦者・同級1位ロベルト・バレラ(コロンビア)、IBF世界ミニマム級王者ホセ・アルグメド(メキシコ)vs挑戦者の同級9位・京口紘人(ワタナベジム)のダブル世界タイトルマッチのほか、元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベジム)の再起戦も決定した。
河野は2012年の大みそかに3度目の世界王座挑戦にしてWBA世界スーパーフライ級王座を奪取。2013年5月の初防衛戦で敗れて一度は王座を失うが、2014年3月に同王座返り咲きを果たし、亀田興毅らの挑戦を退けて3度の防衛に成功した。
2016年8月に4度目の防衛戦で王座を失うと、同年の12月30日には井上尚弥が保持するWBO世界スーパーフライ級王座に挑戦したが、6RにTKO負け。36歳という年齢からその去就が注目されていたが、再起を果たす。
河野は「試合が終わって2カ月くらいは何も考えたくないくらい大みそかの試合(井上戦)に集中していたので、凄くショックでした。でも時間が経つにつれてレックス・ツォー(中国=WBO世界スーパーフライ級1位)戦の話があって。次戦はレックスとほぼ内定しているので、しっかりと勝ってつなげます」と、10月に香港で内定しているレックス戦で闘志が奮い立ったという。
「レックスとは3度目の防衛戦で負けた時から話が合ったんですが、井上選手との試合が先に決まって。でも3月にタイトルマッチでレックスの試合を見た時に盛り上がりが凄かったので、もう一度アツくなれると思い、世界を目指してやることにしました。今回はしっかりとKOで勝ちます」と意気込む河野。
レックスは香港でWBOアジア太平洋スーパーフライ級王座、WBOインターナショナルスーパーフライ級王座、ABCOスーパーフライ級王座を懸けて向井寛史と対戦し、レックスが8RでTKO勝ちしている。戦績は21勝(13KO)無敗で、井上尚弥の世界王座を狙う存在だ。河野がレックスに勝てば、再び世界挑戦が見えてくる。
また、河野は6月5日に愛娘が生まれ、「子供の顔を見ていたらもう一度頑張るぞって気持ちになりました。世界を目指します」と、それも再起する理由のひとつだと語った。対戦相手は後日発表となる。
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ワタナベボクシングジム
「ダブル世界タイトルマッチ」
2017年7月23日(日)東京・大田区総合体育館
<決定対戦カード>
▼IBF世界ミニマム級タイトルマッチ 3分12R
ホセ・アルグメド(メキシコ/IBF世界ミニマム級王者
vs
京口紘人(ワタナベジム/OPBF東洋太平洋ミニマム級王者、IBF世界ミニマム級9位・挑戦者)
▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
田口良一(ワタナベジム/WBA世界ライトフライ級王者)
vs
ロベルト・バレラ(コロンビア/WBA世界ライトフライ級1位・挑戦者)
▼日本スーパーフライ級タイトルマッチ 3分10R
船井龍一(ワタナベジム/日本スーパーフライ級王者)
vs
奥本貴之(グリーンツダ/日本スーパーフライ級1位・挑戦者)
<出場決定選手>
河野公平(ワタナベジム/元WBA世界スーパーフライ級王者)
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