【ボクシング】メイウェザーvsマクレガーのアンダーカードにIBF世界戦
8月26日(日本時間27日)にラスベガスで行われるボクシング五階級制覇のフロイド・メイウェザー(40=米国)vs UFC同時二階級制覇のコナー・マクレガー(29=アイルランド)のアンダーカードとして、IBF世界タイトルマッチが行われることが発表された。
IBF世界スーパー・フェザー級王者ガーヴォンタ・“タンク”・デイヴィス(22=米国、18戦全勝17KO)に、フランシスコ・フォンセカ(23=コスタリカ、19勝13KO無敗1分)が挑む。タンクはメイウェザー・プロモーションの選手で、現在9連続KO勝利中。同王座は2度目の防衛戦となる。
マクレガーは総合格闘技では21勝3敗だが、プロボクシングは今回がデビュー戦なので、18戦全勝のIBF世界王者タンクの試合がマクレガーの試合のアンダーカードというのは、ボクシング・ファンとしては複雑な思いがあるかも知れない。
メイウェザーvsマクレガーに関して、ボクシング関係者の多くはメイウェザーの圧勝を予想しているが、モハメド・アリをTKOした元WBC・IBF世界ヘビー級王者のラリー・ホームズは「マクレガーを甘く見るな。彼は勝利に凄い執念を持っているし、メイウェザーをKOする力を持っている」と警告している。
ラジオ番組のインタビューに答えたホームズは「マクレガーはしっかり両手のガードを上げて低くかまえ、メイウェザーをロープに追い込んでパンチの嵐を見舞えばいい。多くの人はマクレガーを見くびっているが、彼はアスリートだ。大金がかかっているし、モチベーションは高い」とマクレガーが勝つ可能性について語った。
もしマクレガーが勝つようなことがあれば、ボクシング界にとってマイナスか、と問われるとホームズは「もしマクレガーが勝てば、白人のスターがボクシングに誕生することになる。いつも黒人が勝ち続けてきたから、多くの人は白人が勝つのを見たがるだろう。そして彼の今後の試合を見たがるだろう。ボクシングにとっていいことだよ。それに2人ともハードに練習しているから、この試合は面白い試合になるだろう」と語り、仮にマクレガーが勝ったとしても、ボクシングにマイナスではないと語った。
実際、マクレガー本人も、今回のメイウェザー戦後も総合格闘技と並行してボクシングでも戦っていきたい、と述べている。
一方マクレガーの打撃コーチであるオーエン・ロディは米の格闘技サイトMMAJunkieの取材に答えて、「今のコナーは、10年前の全盛期のメイウェザーにも勝てる」と豪語した。
「コナーは過去最高の仕上がりだ」と、元総合格闘家で11勝4敗の戦績を持つロディは言う。「毎回、試合に向けたキャンプのたびにコナーはものすごく進化してきた。今回はボクシング・キャンプだが、同じことだ。毎日ものすごく進化し、前日の倍の強さになってるんだ。彼の進化を見ているのはとても楽しいよ」
そして、「メイウェザーの試合動画は何100時間も見たし、必要な情報はすべてインプット済みだ」と、マクレガーのコンディション面のみならず、作戦面でも死角がないと自信満々に語った。
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