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【ボクシング】マクレガーが連続で場外乱闘騒ぎ起こす

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2017/08/23(水)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

マクレガーと言えば相手を挑発し、こきおろすトラッシュトークのパフォーマンス。しかし、今回は度が過ぎているか
By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images

 8月26日(現地時間・以下同)にアメリカ・ラスベガスのTモバイル・アリーナでボクシング五階級制覇のフロイド・メイウェザー(40=アメリカ)と12Rのボクシングマッチで対戦するUFC同時二階級制覇のコナー・マクレガー(29=アイルランド)が、元ボクシング王者ポール・マリナッジと場外乱闘寸前になった。Fight Hub TVがYoutubeに動画をアップしている。

 ラスベガスではマクレガーvsメイウェザーの“世紀の一戦”に先がけて今週ファイトウィークイベントを開催。その最初の催しとして22日(火)に到着セレモニーがTモバイル・アリーナ前の広場『東芝プラザ』にて行われた。

 メディアによるマクレガーの囲み取材が行われていたそこに、少し前まで彼のスパーリング・パートナーを務めていた元WBA&IBF世界王者ポール・マリナッジ(36=アメリカ)がやってきて、両者は口論を始め乱闘寸前に。

マリナッジはボクシング解説者もしており、メイウェザーとも解説で”共演”。マリナッジのInstagramより

 マリナッジは「Did you bring your balls, Conor?」(男子のシンボル持ってきたか、コナー?)と挑発した。ballsは直訳すれば「睾丸」。そこから転じて「度胸、大胆さ」の意味を持つ。つまり、49戦無敗のメイウェザーと戦うのに必要な度胸が、お前にあるのか、と言ったわけだ。

 マクレガーは「今なんて言った? なんて言ったんだ?」と言いながらマリナッジの肩をつかみ、マリナッジは同じセリフを繰り返す。これに対しマクレガーは「おまえ、ブチのめされるぞ」と指を立てて繰り返し、両者は衝突しかけたが、警備員がマリナッジを引き離した。

 それでも怒りが収まらないマリナッジは「(メイウェザー戦の)土曜はballs忘れるなよ、腰抜け野郎。俺がジムで言ったことを忘れるな」と叫んだ。

 では、なぜマリナッジがこれほど怒っていたのか。

 マリナッジはメイウェザー戦に向けてマクレガーのスパーリング・パートナーを務めていたのだが、スパーリング中にマリナッジがダウンした瞬間の写真をマクレガー陣営がSNSに公開したため、激怒してマクレガーと袂(たもと)を分かっていたのだ。

対戦するメイウェザー(左)とも挑発合戦を繰り広げているマクレガー(右)写真=getty

 マリナッジは「12Rのスパー全体では俺の方が優勢だったし、ダウンしているように見える写真は、押されて倒れた時のものだ」と主張し、「12Rの全てを映した動画を公開しろ」と要求していた。

 マクレガーは、今回のマリナッジとの乱闘騒ぎのすぐ後で、一般人と思われる男性とも罵り合い、乱闘になりかけている。マクレガーは、モハメッド・アリのように試合相手を会見やインタビューでこき下ろして挑発し、相手だけでなく相手のファンも激怒させたり、KO予告をし、それを実行することで注目を集め、人気選手となってきた。今回の試合でもメイウェザーを2Rで KOすると予告している。

 そういう派手なパフォーマンスはいいのだが、スパーリング・パートナーをダシにしたり、一般人とまで乱闘騒ぎをするのは、いただけない。ありあまるエネルギーは全て、週末のメイウェザー戦にぶつけてほしいものだ。

●編集部オススメ記事
・マクレガーが2RでKO宣言、その理由とは
・メイウェザー「判定なら負け」とKO宣言

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