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【ボクシング】長谷川穂積が医療大学の特任講師に ”教科書以外の経験値も伝えたい”

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2017/09/05(火)UP

東京医療学院大学の特任講師に就任した長谷川穂積(右)と同大学の渡邊賢二理事長(左)

 ボクシングの元世界3階級王者の長谷川穂積(36)が東京医療学院大学の特任講師に就任。その記者会見が5日都内で行われた。

 この大学はケガや病気など障害を持つ人が生活ができるように支援する医学的リハビリ専門職「理学療法士」の育成を行なっているが、今後、スポーツ障害の予防にも力を入れて教育を進めていくこととなり、今回、長谷川を特任講師として招くことに繋がったという。

昨年9月、TKO勝ちを収め3階級制覇し引退した長谷川(左)。この経験を特任講師として生かしたいという

 先生の経験について長谷川はキッパリ「ありません」としながらも、「僕自身がかなりの試合をして来て、スポーツトレーナーだったり、助けてくれる人がいなければできなかった試合もたくさん経験しているので、それくらい大事な仕事であるということを伝えていけたらいいと思っています」と医療に携わる仕事の価値を伝えると話した。また、教科書に掲載されていること以外でも、実体験からくる怪我の対処法やアスリートの精神的なケアの部分も伝えていきたいとした。

 長谷川は10月1日付けで就任、1年更新の契約。具体的なカリキュラムの担当をするなどは未定だが、当面は長谷川のスケジュールと合わせ生徒たちに特別講演を行っていく。

 長谷川の今後のセカンドキャリアについては「ここでスピーチの勉強もさせていただいて、ボクシングの良さを知ってもらいたいので一般の講演会にも生かしていきたい」とし、ボクシングの指導に関しては「一般の人を対象にしたフィットネス系のジムをやりたいですね。ボクシングの底辺拡大がテーマとしてあるのでサッカーや野球のように、これまで1度はボクシングをやったことがあるというところまで持っていければ」と目標を語った。

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