【UFC】“裸絞め十段”K太郎が「妻のためにも一本勝ち」宣言!
9月23日(土)さいたまスーパーアリーナで開催される『UFC FIGHT NIGHT JAPAN』の記者会見が都内にて行われ、元DEEPウェルター級王者・中村K太郎(33=K太郎道場)が個別インタビューに応じた。
柔道をバックボーンとする中村は裸絞め(バックチョーク)が必殺技。この技でこれまでに15回も勝利し“裸絞め十段”の異名を持つ。UFCには10年ほど前、2006年から08年にかけて参戦したが、この時はプロ初黒星を味わったのみならずUFCで3連敗を喫して“世界の壁”の高さを思い知らされた。
だがその後、戦極、修斗、DEEPなどさまざまなマットで勝ち星を重ね、15年7月に悠太を破ってDEEPウェルター級王座を獲得。同年9月のUFC日本大会に出場予定だった国本“ストラッサー”起一が負傷欠場したため、代打としてUFC再挑戦のチャンスをつかんだ。
この試合で中村は、リー・ジンリャンの打撃に苦しめられながらも、3Rに必殺の裸絞めで逆転一本勝ちし、大会ベスト・パフォーマンス賞を獲得。同賞のボーナス5万ドル(約500万円)とともに、UFCに再び継続参戦する権利を手に入れたのだ。
今大会の行われる、さいたまスーパーアリーナは、中村がビッグチャンスをつかんだ思い出の会場である。
「自分にとってゲンのいい会場ですね。今回も、あの時のように、もし追い込まれたとしても、そこから逆転して一本勝ちします!」と力強く言い、「もちろん追い込まれないでアッサリ勝てれば一番いいですが」と笑いも漏らす。
だが、それが簡単ではないことは、中村も承知している。UFCに出てくる選手で弱い選手はいないということを、身を持って体験しているからだ。UFCに再参戦してからの中村の戦績は2勝2敗。
前回は昨年10月、エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントスに僅差で判定負けしている。UFCでは、その選手の人気にもよるが、2連敗を喫するとリストラ候補になる。リストラを避けるためにも今回は絶対負けられない。
だがサントス戦後に中村は網膜剥離のため手術も受けた。その回復を待つため、今回の試合まで11ヵ月も期間が空いてしまったのだ。それでも術後の経過は順調だ、と中村は言う。
「川尻(達也)さんが手術したのと同じクリニックなんですけど、再発もせず、いい感じです。それに今回、減量もうまく行ってるんで、体調もいいですね」と自信をのぞかせる。
今回の相手のアレックス・モロノ(27=アメリカ)はグレイシー系の道場のブラジリアン柔術黒帯で、これまで一度も一本負けがない。テコンドーも黒帯で、寝技も打撃もできるオールラウンダーだ。
「(スタンドの打撃では)フックを振り回してくる選手という印象がありますね」と中村は分析する。「いいフックをもらわないように気をつけて、モロノが味わったことのない一本負けを、僕の裸絞めで味あわせてあげます!」と力強く宣言。
ちなみに中村の妻もプロ総合格闘家で、“美女ファイター”として知られる杉山しずか(30==リバーサルジム新宿Me,We)だ。杉山は8月26日のDEEP JEWELSで、空手こまちに腕ひしぎで一本勝ちし、試合後のリングで「榊原さん、真珠選手とお願いします!」と榊原信行RIZIN実行委員長に呼びかけ、野沢直子の娘の真珠・野沢オークライヤーとの対戦を訴えた。
夫の中村も「今回のUFCで僕も一本勝ちしたら、試合後に『真珠さん、来てますか? うちの奥さんと戦ってください!』とアピールしますよ。そのためにも一本勝ちしないと」と妻の側面サポートのためにも、さいたまスーパーアリーナでの一本勝ちを誓った。
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