【INOKI ISM】カールゴッチ杯で大相撲vsグレイシー柔術が決定
10月21日(土)、両国国技館で開催されるアントニオ猪木プロデュースのプロレス&格闘技イベント『INOKI ISM.2 猪木劇場=アントニオ猪木生前葬~』の記者会見が9月14日に都内で行われ、猪木と出場選手たちが会見した。
この大会では「カール・ゴッチ杯2017」と銘打った総合格闘技トーナメントも行われ、前回7月25日のISM.1で行われたMMAトーナメントで優勝した日系ブラジル人柔術家・ヂエゴ安楽(30)、第2代DEEPミドル級王者・桜井隆多(46)、“ガチ相撲でヒョードルを破った元大相撲力士”若麒麟真一(わかきりん しんいち)ことプロレスラーの鈴川真一(33)、同じくプロレスラーの”brother”YASSHI (35)の4人が出場する。
優勝候補は前回のトーナメントでノブ・ハヤシ、ピーターソン・シャカルという体格差のある相手2人にサブミッションで連続一本勝ちして優勝したヂエゴ安楽だ。ヂエゴは身長171㎝で、ノブは190㎝、ピーターソンは185㎝と、それぞれヂエゴより19㎝、14㎝も長身だったが、ヂエゴは体格差をものともせず、圧勝して見せ、1993年の第1回UFCで、出場選手中、最軽量でありながら優勝したホイス・グレイシーを彷彿とさせた。
ヂエゴは「グレイシー・バッハ姫路のヂエゴ安楽です。今回も前回のトーナメント同様、自分の柔術を信じて優勝します!」と力強く宣言。
桜井は「ゴッチさんの名前が入ってるトーナメントですが、今回の出場者でゴッチさんに生前会ってるのは自分だけだと思うんで、しっかり勝って優勝したいと思います!」と語り、「20年ちょっと前、プロレスの勉強をしにアメリカに行ってた時、一緒にシェアハウスしてた人がゴッチさんの弟子で、フロリダのゴッチさんの家まで練習に行かせてもらったんです」と明かした。
我こそはゴッチイズムの継承者、というわけだ。
鈴川は、TBSで2012年3月に放送された「ガチ相撲トーナメント 2012 春」で“皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル、元小結の安田忠夫を破って優勝した実績を持ち、IGFでも活躍していた選手で、「俺の持っている闘魂を見せて勝ちます!」と、豪語。ヒョードルを破った地力の強さを出すことができるか?
関西のプロレスラー、“brother”YASSHIは、
「前回、『京都カス野郎プロレス』の安藤雅生(あんどう まさき)が出場したけど、まさかの一回戦負けに終わったわけや! 彼は控室で俺にこう言った。『せっかくセコンドついてもろたのに何も残すことができなかった』。でもしっかり俺の中には刻まれた。闘魂、思い出させてくれた! 今回このトーナメントに勝ってそれを証明したい思うから、しっかりチェックしてくれ」
はたして“安藤に刻まれた”という闘魂を証明できるか?
また、ワンマッチでは今年4月に16歳ながらムエタイ世界王者となった吉成名高 (エイワスポーツジム)のムエタイマッチや、プロレスのタッグマッチ、元K-1王者のピーターアーツと元IWGP王者のスコットノートンのカードなどが決定している。
対戦カードは以下の通り。
【第1試合】
カール・ゴッチ杯2017 一回戦 5分2R(延長1R)
鈴川真一 (フリー)
VS
ヂエゴ安楽 (2017 ISM トーナメント優勝/ブラジル/グレイシーバッハ姫路)
【第2試合】 カール・ゴッチ杯2017 一回戦 5分2R(延長1R)
第2代DEEPミドル級王者 桜井隆多 (R-BLOOD)
VS
“brother”YASSHI (京都カス野郎プロレス)
【第3試合】 タッグマッチ 20分1本勝負
タカ・クノウ (グラップリング世界王者/チーム太田章)&蓮見隆太 (U.W.F.スネークピットジャパン)
VS
ロッキー川村 (ミドル級キング・オブ・パンクラシスト/パンクラスISM横浜)&マックス・ザ・ボディ (カメルーン/BRAVE)
【第4試合】 30分1本勝負
ハマーストーン (米国)
VS
モンターニャ・シウバ (ブラジル)
【第5試合】 ムエタイ ピン級 3分3R
WMC世界ピン級王者 吉成名高 (エイワスポーツジム)
VS
セガイ・ラッチアノン (タイ)
【セミファイナル(第6試合)】 カール・ゴッチ杯2017 決勝戦 5分2R(延長1R)鈴川真一 – ヂエゴ安楽 の勝者
VS
桜井隆多 – “brother”YASSHI の勝者
【メインイベント(第7試合)】 時間無制限1本勝負
スコット・ノートン (第23代・第28代IWGP王者/米国)
VS
ピーター・アーツ (K-1 WORLD GP ´94 ´95 ´98 優勝/オランダ)
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