【K-1】トーナメント制した久保優太が激戦振り返る
9月18日(月・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催された『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ウェルター級王座決定トーナメント~』の一夜明け会見が、19日(火)都内にて行われた。
「K-1 WORLD GP 初代ウェルター級王座決定トーナメント」で優勝し、K-1初代ウェルター級王座に就いた久保優太(K-1ジム五反田チームキングス)が出席。
「昨日は興奮していてあまり眠れなかったんですが、朝目覚めたら夢だったのかなって心境で。でもベルトがあったから夢じゃないのと、トーナメントだったので身体がメチャクチャ痛い。特に首が痛いです。こういうトーナメントを制することが出来て、夢だったK-1の世界一を獲ることが出来て夢が叶いました」と、王者になった喜びを語った。
1回戦では、かつて同門だった木村“フィリップ”ミノル(ブラジル//Team Philip/GSA/WSR)と対戦。
「試合が始まったら行くしかないなって感じでした。それでも手数が少なくなったり、見合う場面が多かったり、なかなかやりづらかったですね。試合後、ミノル君が控室へ来てくれて、“絶対優勝してくださいね”と言われました。そこで人の夢を潰す、踏み台にしてしまったからには自分が責任をもってその分、結果を出さないといけないって感じました。ミノル君は気迫がありました。さすがです。パンチ一発一発が重いのは伝わりました。1Rの最初にもらったパンチとか効いたパンチがかなりあって。その時も倒す気だな、自分もやられるわけにはいかないって、そういう気持ちでした」
準決勝では第5代Krush-67kg王者・塚越仁志(K-1ジム・シルバーウルフ)と対戦。久保はKrush-67kgの初代王者であり、新級王者の対決となった。
「1回戦と違って私情はないので効いたところを徹底的に攻める、自分の戦い方を貫きました。イメージ通りと言うか、効いたと思ったので倒しに行きました。実力において1回戦のミノル君はトップの選手なので、彼を乗り越えることによって優勝できると思っていました。それだけ練習してきたし、懸けてきたので。自信は正直ありました。だから久しぶりに試合当日に怖くなりましたね。緊張感をもって出来たかなって思います」
そして決勝では元MA日本スーパーライト級王者モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)と対戦。
「パンチが重いですね。振り回してくるのと、かわしたつもりでも意外と肩が伸びてくるんです。そこはビックリした。1Rは全体的にリードしていて、2Rはもらってしまった場面もありましたがパンチは見えていたし、腹が効いていたのは分かっていました。2Rが終わった時点でセコンドからここで勝負をかけようという指示があったので行きました」
他の選手よりもトーナメントの経験が多く、「そういう意味でも負けられない思いはあった」と久保。「今回はかなり練習しましたが、10代の頃と違って疲労がめっちゃ溜まるんです。筋肉痛は翌々日には治っていたのが、翌々日にも残っていて。ここ10戦くらい勝ったり負けたりやっていて久保はピークを過ぎた、終わったと言われていたので不安もありました。でもこれだけやってダメならしょうがないというくらい練習してきたので、リング上で思わず泣いてしまいました」と涙の理由を明かした。
また、試合後のマイクで「おうちに帰ってプロポーズする」と告白した件については、「祝勝会に彼女も来てくれたんですが、そんな感じではなくなってしまって。サプライズみたいに(プロポーズ)してって言われました。だから改めてって感じで」と、プロポーズは延期になったと笑った。
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