【NJKF】再起戦に臨む波賀、相手は那須川天心と戦ったタイ人に勝利したジョム
10月1日(日)東京・ディファ有明で開催されるNJKF若武者会主催『DUEL.12』のメインイベントで、ジョム・エスジム(タイ/エスジム)と対戦する元WBCムエタイ日本統一スーパーバンタム級王者・波賀宙也(立川KBA)のコメントが主催者を通じて届いた。
波賀は首相撲を得意とするムエタイスタイルのテクニシャンで、昨年10月には元ルンピニースタジアム認定バンタム級王者で当時同級6位だったクワンペットを破るなど6連勝を飾ったムエタイキラー。しかし、今年6月にWBC王座を奪われ、タイ人を相手に再スタートの一戦となる。
WBC王座陥落後は「1週間ぐらいヘコんでいました。周りの人も気を遣ってくれるんですが、気を遣われるのがまたツラくて(苦笑)。正直このまま引退してタイに行くことも考えました。向こうに農園もあるし、バンコクに土地ももらったので、そこに家でも建てようかなと」と一時は引退も考えたようだが、「このまま辞めたら後悔するのは確実だろうし、続けてももしかしたら後悔することになるかもしれないけれど、少しでもよくなる可能性がある方に賭けてみようと思って。タイ行きはひとまず延期です。もう一度ピークを持って来れるようしっかり練習しています」と再起を誓った。
対戦相手については「ウィサンレック(8月のKNOCK OUTで那須川天心と対戦したタイ人選手)との試合(ジョムが勝利)の映像も見ましたが、この時のジョムはさすがにしっかり仕上げてきたな、という印象でした。組んだ時も上手さと強さがあります。何試合か見ましたが、印象的なのは右ミドル。力強いミドルを蹴ってきますが、モーションが大きいのでしっかりブロックするなりカウンターを狙うなり対処していこうと思います」と、強敵と認めながらも攻略の糸口は見出しているようだ。
「とりあえず(ヒジで)切られたくはないですよね。どんな内容でも結果にこだわりたいです」と何が何でも勝利を収めたいという波賀。「しっかり練習も出来ていますし、今回はいつも以上に仕上がっているかもしれません。前みたいに1日30kmも走ってはいないですが、走りこみは基本なので毎日欠かさず行っています。
普段から走っていないといざ疲れた時、最後に踏ん張れないと思うんです。走るのは基本。走らないでジムワークをするぐらいならジムワークをせずに走った方がいいんじゃないかぐらいに思っています」と、走りこんで今回の試合に臨む。
最後には「タイ人相手でもムエタイの技術では負けたくないので、全局面で逃げずに勝負するつもりです。ここでしっかり結果を残して、日本人でもタイ人でもどこの国の人でもいいので、強い選手とどんどん試合をしていきたいです」と再スタートを切りたいと語った。
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