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【Krush】新王者・郷州、同じハンディを持つ子供たちの応援が力になった

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2017/10/02(月)UP

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念願のチャンピオンベルトを獲得した郷州

 10月1日(日)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.81』の一夜明け会見が、2日(月)都内で行われた。

 Krush -60kgタイトルマッチで8戦無敗の王者・安保璃紅(TRY HARD GYM)を判定2-1で破り、第6代王者となった郷州征宜(K-1ジム総本部チームペガサス)が会見に出席。

「ベルトを獲った気持ちよりも、試合後のマイクが本当に長すぎて申し訳なかったと思います。次に(試合を)やる小澤選手や西京選手、その試合を楽しみにしていた方々にご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます」と、思いのたけを語ったマイクパフォーマンスが長すぎたことをまず反省する郷州。

「自分も31歳で29戦目、3度目のタイトルマッチだったので今ここにベルトがあるのは不思議なこと。獲ったからにはベルトの価値を高めたいです。何度も防衛を重ねていきたい。自分の成長を楽しみにしています」と、ようやく獲得したチャンピオンベルトに感慨深い表情。

 対戦した安保については、「スピードが速くてパンチが当たらないので蹴りをやったんですが、蹴りも当たらなくて焦ってしまった。とにかく前に出続ければと、とりあえずそれだけを考え続けました。安保選手のミドルキックもローキックもかなり重かったですが、それに耐えられたのは支えてくれる人や応援してくれた子供たちがいたからだと思っています。自分一人ではあそこまで攻撃をもらって前に出続けることは出来なかったと思っています」と評した。

 郷州は生まれながらの聴覚障害を持ち、会場には同じハンディを持った子供たちを毎回招待している。

「子供たちにベルトを見せたら、本当にカッコいい、凄い、これからも頑張ってねとたくさんの言葉をいただきました。本当に嬉しかったっです。安保選手はスピードもテクニックもパワーもあったので、自分だけの力では前に出続けることは出来なかった。支えてくえる人や子供たちの夢や希望を背負っているので、それが自分を前に出させてくれた。その子供たちの夢や希望も背負うことになったのでそれも自分の力になっていると思います」と振り返る。

夫人をお姫様抱っこする郷州

 また、試合後には「チャンピオンになったらリング上でお姫様抱っこをする」という妻との約束も果たしたが、「奥さんとの約束をそのまま言ったら、奥さんからそれは違う、それは自分がやりたいことだったと言って欲しかったと言われましたね(笑)。でも約束を守ったので許して欲しいです」と笑った。

 勝利の決め手となった、3Rに左ストレートで奪ったダウンについては「正直、たまたまだったんじゃないか思う」と言うが、「でも飛びヒザ蹴りにパンチを合わせるのはずっとジムの梶原代表や他の選手にも言われていたので、そういう練習もやっていたからそれがたまたま試合に出たと思います」と話す。

 今後について聞かれると「今年は連戦(昨日が5戦目)でトーナメントもあったので、少し休みたいなって気持ちもあります。3月のK-1に向けて完璧に調整しますのでお願いします」と、2018年3月にさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催されるK-1への出場をアピール。会見に同席した宮田充プロデューサーから戦ってみたい相手を聞かれると、「まだKrusuのチャンピオンになったばかりでおこがましいですが」と前置きして第2代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・卜部弘嵩の名前をあげた。

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