【柔道】リオ五輪金、田知本遥が引退「また次の道で」
リオ五輪 女子柔道70kg級金メダリストの田知本 遥(たちもと はるか=27=ALSOK)が現役選手を引退したと全日本柔道連盟が発表した。10月4日、同連盟に強化指定選手辞退届を提出したという。
所属するALSOKが田知本のコメントを発表し引退の理由の一つとして「この一年間、自分の身体と心に向き合う時間を頂きました。頭で考えるだけでなく、実際に稽古をはじめ、試合にも出場させて頂き、自分の気持ちを確かめ、答えを出すことができました。柔道家としてこの道で、次に求める気持ちが湧いてこなかったことが理由のひとつです」と選手としての次のステップに進むメンタルが理由の一つとした。
また「リオ五輪では、自分の人生の全てを懸けて畳にあがり、持てる力を全て畳の上に置いてくることができました」とコメント。選手として全てやりきったことが伺える。
今後については「新たなことを知りたい、学びたいというのが私のモチベーションです。今後もALSOKの一員としてお世話になったご恩を少しでもお返しできるように努め、後輩をサポートしつつ、在学中である大学院での勉強に励んでまいります」とリオ後は筑波大大学院に入学し人間総合科学研究科に在籍していることから、その分野の勉強に集中しながらも「また次の道で、新たに成し遂げたいことを見つけ、極めていく姿勢を、お見せできるように成長していきたい」とした。
田知本 遥(たちもと・はるか)
1990年8月3日生まれ、富山県射水市出身、小学生2年から柔道をはじめ、小杉高校2年の時、ベルギー国際大会で当時世界選手権2位で、後にUFCで活躍するロンダ・ラウジーに勝つなどして優勝、08年の世界ジュニアでも優勝した。卒業後、東海大学に進学し09年の世界ジュニアも制し連覇。4年の時にロンドン五輪に出場し7位。社会人では綜合警備保障株式会社(ALSOK)に所属。2016年にリオ五輪70kg級で優勝、金メダルを獲得した。現在、筑波大大学院在学中。姉は78kg超級の田知本愛。
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