【極真会館】全日本女子=世界最強ウリアナに注目の女子大生王者らが決意
11月3日(金・祝)、4日(土)東京体育館で開催される極真会館『第49回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』に『2017全日本女子空手道選手権大会』も同時開催される。男女同時開催は初となり、女子選手16名が体重無差別のトーナメントで優勝を目指す。
この全日本にロシアからの刺客。体重無差別で争われた一昨年の世界大会で優勝し、2013年から世界ウエイト制重量級で5連覇中のウリアナ・グレベンシコワ(23=ロシア)がエントリー。176cm・72kgの体格から繰り出されるパンチは男子のトーナメントに出ても勝ち上がるのではと思わせるほどパワフルだ。
迎え撃つ日本女子選手、有力選手一人目は今年の全日本ウエイト制軽量級で優勝した、今大会は初出場で若手注目度ナンバーワンの佐藤七海(19=城西国分寺支部)。
11歳から体重別の国際親善大会に出場し2015年まで7連覇、今年大学に入学し、所属道場も城西国分寺支部に移籍。その後も全日本軽量級を制すなど更に進化を続ける。156cm、56kgと小柄ながらパワフルなパンチが持ち味の彼女は「フルコンタクト空手は男子同士の力強い組手をイメージしがちですが、女子でも力強い動きが出来るところを見て欲しいです。一回戦から今年の世界ウエイト制(軽量級)で3位になった安藤真奈美選手と当たるので、最初から気を抜かずに戦います」と力強く宣言。軽量級ながらこの無差別トーナメントでどのように戦うのか注目だ。
また体重60kgながら今年の全日本ウエイト制重量級で優勝した小田幸奈(23=広島支部)は蹴り技を得意とし、決勝では上段廻し蹴りで技ありを奪って勝利している。小田は一昨年全日本ウエイト制軽量級優勝後、階級を上げ、今年重量級で初優勝を成し遂げた。
「重量級のチャンピオンという自覚を持ちしっかりと戦います。女子ならではの身体の柔らかさを生かした蹴り技を見せて男子選手よりも会場を盛り上げたいです。最初の山場は(隣にいる)佐藤七海選手で、反対ブロックからは田崎(佑麻)先輩か、ロシアのウリアナ・グレベンシコワ選手が勝ち上がって来ると思います。2年後の世界大会を見据えて戦います」とコメント。
小田は田崎佑麻(29=広島支部)に2014年のこの大会の決勝で敗れており、小田のリベンジがかかる。またウリアナが勝ち上がった場合は小田とは初対決となり、小田が日本の重量級王者としてどのような戦いをするのか注目される。
これまで2014年アジア大会優勝、2015年にはオールアメリカンオープン軽量級で優勝するなど国際戦での実績がある小田、ウリアナに得意の蹴りを見舞うことができるか。
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