【GLORY】元UFCの“ビッグフット”が前日計量で王者と火花
10月14日(土・現地時間)中国・広州市の広州体育館にて開催される『GLORY 46』の前日計量が、13日(金・同)に現地のホテル・グランドハイアット広州で行われた。
欧州最大のキックボクシングプロモーション『GLORY』(グローリー)の中国初進出となる今大会。ワンマッチが7試合の「GLORY 46 SuperFight Series」(スーパーファイト・シリーズ)と、タイトルマッチやトーナメントが6試合の「GLORY 46 China」との二部構成で行われる。
注目は、第一部「GLORY 46 SuperFight Series」のメインイベントを飾る、リコ・ヴァーホーベン(28=オランダ)vsアントニオ・シウバ(38=ブラジル)のヘビー級(+95kg)スーパーファイト。世界最大のMMA(総合格闘技)団体『UFC』のトップファイターとして活躍したシウバが、現役のGLORYヘビー級王者であるリコを相手に、キックデビュー戦を迎える。
計量ではリコが118.7kg、シウバが129.3kgを記録し、体重差は10.6kgとなった。さらに計量を終えると、両者はステージ中央で顔と顔を近づけての睨み合いを繰り広げ、火花を散らした。
シウバはMMAで19勝12敗1無効試合の戦績を残し、勝ち星のうち実に14勝がKO・TKOという強打を誇る。エメリヤーエンコ・ヒョードルやアリスター・オーフレイムも、その脅威の一発でマットに沈めてきた。
だが、今回のキックデビュー戦の相手はあまりに強敵。リコはこれまでにエロール・ジマーマン、グーカン・サキ、ダニエル・ギタ、バダ・ハリといった元K-1トップファイターたちから勝利を収め、現在保持するGLORYヘビー級王座は5度の防衛に成功している。
それでも、シウバは「とても良い気分だよ。トレーニングしてきたこと、すべてをぶつける。100%良い試合になるだろう」と、キックルール初挑戦に向けて笑顔でコメント。
さらに下馬評は圧倒的にリコが有利とされていることに対して、「リコは良いファイターだし、チャンピオンであることは分かっている。だが、不可能などないということを見せてやりたいね」と闘志を燃やした。
一方、デビュー戦の相手に現役王者として負けが許されないリコだが、「彼(シウバ)が好戦的なことは分かっている。これまで(MMAの)試合で見せてくれたようにね。彼なら良い試合にしてくれるだろう。そして、戦争になるだろう」と油断はない。さらに「目には目を、歯には歯を。それを俺たちは試合で体現するだけだ」と激闘を予告した。
リコが下馬評通りの結果を示すのか。それとも、脅威の一発を持つシウバがビッグアップセットを起こすのか。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。
PHOTOS(C)James Law, GLORY Sports International
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