【パンクラス】王者・ロッキー川村「大金を稼いでエイドリアンにレストランをやらせてあげたい」
11月12日(日)東京・ディファ有明にて開催の『PANCRASE 291』で、パンクラス・ミドル級王者ロッキー川村(パンクラスイズム横浜)vs同級1位・新村優貴(フリー/挑戦者)のミドル級キング オブ パンクラス タイトルマッチが行われる。その調印式が10月27日(金)都内で行われた。
両者は昨年10月に同王座決定戦で対戦しており、その時はロッキーがKO勝ちでベルトを巻いた。ロッキーはそれ以来のパンクラス出場にして初防衛戦。さらにMMA(総合格闘技)の試合もその新村戦以来、約1年振りである。
一方、新村は7月の一慶戦をKO勝利でクリア。その試合後のマイクで「前回は自分の体調が悪いせいでKO負けしてしまったので、次はロッキーをぶっ殺します」とリベンジ戦をアピールし、今回のタイトル挑戦が実現した。
会見冒頭、ロッキーは「よう、ポーリー。久しぶりだな。1年振りにパンクラスに帰って来たぜ。ロッキーの試合を楽しみにしていたみんな、良く観ていてくれよ。バルボアブローでぶっ飛ばしてやるぜ」と、映画『ロッキー』の主人公になりきったいつもの調子で挨拶。
続けて「(新村とは)殴り合った仲だからな、何よりも固い絆で結ばれている。今回は川村vs新村2という事で『ロッキー2』のように最後はダブルノックダウンだ」と熱く話すが、記者から「ロッキー2では挑戦者のロッキーは勝っているが、王者は負けています」と突っ込まれると「あっそうだ…。だからこの試合をみんな観にくれば良いんだ。それが答えだ」と強引にまとめた。
一方、新村は「良いキャンプが張れたのでコンディションは相当良いです。ロッキー選手にそれを全てぶつけます。前回の試合以来、『ロッキー』を観たく無くなっちゃった。シルベスター・スタローンを観たく無くなっちゃったので今回は勝って、またスタローンの映画でも観たいなと思います」と意気込む。
前回、得意の打撃でKO負けを喫したが「元々、私は『K-1』で戦っていたんですけど、打撃を相当忘れている部分があって。ロッキー選手に負けてから1年間、打撃を磨き直してきました。ボクシングやキックボクシングの打撃スパーリングの比率を増やして練習してきたので、そこの部分を見せられれば良いです」と自らの原点である”打撃”を磨き直してきたという。
スパーリングパートナーは「巌流島に出てるシビサイ頌真選手、K-1の上原(誠)選手と練習させていただいてます。上原選手も試合が近いので合同練習というかたちで一緒にキャンプを張らせていただきました」と日本のヘビー級トップファイター達と激しいスパーリングを重ねていると話す。
「今回はタイトルマッチだからといって考えすぎるのは止めようかなと思いました。あんまりベルトの事を考えるとロクな事が無いので自然体でいきます。ロッキー選手とは噛み合っているところもあるので、面白い試合が出来そうですし、お互いのスタイルを考えても、最後は打撃決着かなと思います。お客さんもその方が喜ぶ。普通にやって普通に勝ちます。ロッキーはボクシングなので蹴りで勝ちます」と、気負わずにリベンジマッチに臨む、とした。
また、ロッキーは新村のリターンマッチを受けた理由について「エイドリアンのためだ。勝って大金を稼いで、エイドリアンに『エイドリアンズ』というレストランをやらせてあげたいんだ」と語り、MMAの試合をしていなかった1年間については「練習している時間だけが練習じゃない。常に強くなっている。(今回の試合に向けて)生卵を6個にした(映画内ではビールジョッキに生卵を入れて飲んでいる)。(どんな試合展開を予想しますか?)バルボアブローだ」と話し、日常の全てがトレーニングだという。
そして、記者からの「川村亮はどこにいったのですか?」という質問には「名古屋港に沈んだんだ。鈴木みのるさんに血まみれにされて沈んだんだ」と答え、”ロッキー”になったきっかけを明かした。
約1年ぶりの再戦でロッキーが初防衛に成功するのか、それとも新村がリベンジ&念願の王座奪取となるか。ミドル級のド突き合いから目が離せない。
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