【K-1】大和哲也 合氣道生かし「常にゾーンに入っている状態。いつでも相手を倒せる」
11月23日(木・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』で、スーパー・ライト級のスーパーファイトに出場する大和哲也(29= 大和ジム)の試合直前コメントが主催者を通じて届いた。
今年でプロキャリア12年を迎える大ベテランの大和だが、その”豪腕”はますます健在。4月のK-1代々木大会ではHIROYA、8月のKrush名古屋大会ではアンゴラ出身のエルソン・パトリックと、両者ともにパンチでKO勝利している。
今回の対戦相手はKrush -65kg王者・中澤純(27=TEAM Aimhigh)。今年4月に小宮由紀博を接戦で破ってKrush-65㎏級トーナメントで優勝。8月の初防衛戦では、K-1ファイターの左右田泰臣と激しい打ち合いの末、判定防衛に成功しており、現在6連勝中だ。
2試合連続KOの安定感の秘訣は「合氣道で心と体の使い方を勉強していて、心を静めることを重要視して学んでいます」 とのこと。「ここ2試合は自分でも冷静に戦えたと感じています。前回の名古屋Krushでも先に目尻をカットしてしまって、このままいけばドクターストップという状況で、雑にはなってしまいましたが倒しきることが出来ました。ああいった場面で倒す気持ちが空回りして倒せない選手もいる中で、冷静にしっかり相手を仕留めることが出来た所は良かったと思います」
今まで38勝のうち28のKO勝ちがある大和。もともとKOの多い選手ではあったが「たまに試合中に相手の攻撃で何が来るか分かったり、いわゆる“ゾーンに入る”みたいことがあります。今までは確信的に『これで倒せる!』という数回しかなかったんですけど…。今は常に自分がゾーンに入っている状態で、いつでも相手を倒せる準備が整っている感覚で戦えています。冷静に心を静められているからこそだと思うし、合氣道を学んだことでの安定感を自分でも感じています」と、さらに磨きがかかった様子。
対戦相手の中澤の印象については「ファイターとして自分と似ている部分があるなという第一印象。あとはオールラウンダーでありながらパンチとローキックが強い印象です。そこをしっかり対策して良い形で臨みたいと思います」
K-1スーパー・ライト級タイトルマッチへの展望については「先のことを考えて足元をすくわれてしまったら意味がない。今は中澤選手との試合に集中して、この試合に勝つことだけを意識して過ごしていきたいと思います」と落ち着いた様子は変わらず「今回はパンチだけでなくオールラウンダーな姿を見せて、どんな技でも仕留められるような所を見せて最高の試合をします」とまとめた。
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