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【ROAD FC】藤田和之と“カンフーパンダ”が前日計量で一触即発

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2017/11/11(土)UP

アオルコロ(左)からの宣戦布告に顔をしかめる藤田(右)

 11月11日(土・現地時間)中国・河北省石家荘市の河北体育館で開催される『ROAD FC 044』の前日計量が、10日(金・同)に行われた。

 今大会のメインイベントでは、日本の大ベテラン・藤田和之(47=TEAM FUJITA)が、韓国最大のMMA(総合格闘技)団体「ROAD FC」で絶大な人気を誇る中国の“カンフーパンダ”ことアオルコロ(22=中国)と、無差別級ワンマッチで対戦する。

 その両者が参考計量に臨み、藤田は110.2キロ、アオルコロは161.6キロを記録(無差別級は体重リミットがないため参考計量として記録される)。体重差は51.4キロとなった。

睨み合って火花を散らす藤田(右)とアオルコロ(左)。両者はここからヒートアップ

 計量を終えた両者はフェイスオフ(対面)撮影に臨んだ。互いに視線をそらさずステージ中央に歩み寄ると、藤田から差し出された手を、アオルコロがしっかり握り返して握手をかわす。

 だが、ここから両者はヒートアップ。顔を近づけ合っての睨み合いから、互いの手を離さず引っ張り合いに。怒り心頭の藤田はスタッフの制止を振り切り、アオルコロをまくしたてながら何度も詰め寄ろうとし、会場を騒然とさせた。その後、関係者に促されて両者は正面を向いての撮影に移るが、怒りが収まらない藤田はアオルコロに対して鋭い眼光を放ち続けた。

 闘志全開の藤田は今大会が昨年9月の「RIZIN」無差別級トーナメント以来のMMA復帰戦だ。同トーナメント1回戦でバルトに敗れて引退を示唆したが、現役続行を表明。12月23日(土・祝)愛知県武道館第一競技場で開催される『HEAT 41』への参戦が発表されているが、その前にアオルコロとの対戦に挑むことになった。

 対するアオルコロは中国拳法と散打をバックボーンに持ち、“カンフーパンダ”の異名で人気を集める超重量級ファイターだ。昨年7月の大会でボブ・サップをわずか36秒でマットに沈め、その後もDEEP初代メガトン級王者・川口雄介と増田裕介にTKO勝ち収め、ここ4戦は3勝1無効試合と負け無しだ。

 藤田はアウェーのリングでベテランの意地を見せることができるか。母国凱旋試合となるアオルコロが日本のレジェンドを破り、その名をさらに轟かせることになるか。後は試合開始のゴングを待つのみとなった。

・カンフーパンダがボブ・サップを秒殺KO

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