【UFC】KOで王座陥落の“氷の女王”ヨアナ、5月に王座奪還宣言
K-1を4度制覇したアーネスト・ホーストの弟子で、元キック世界王者にしてUFCストロー級王座を5度防衛したヨアナ・イェンドジェイチェク(30=ポーランド)。冷酷な打撃連打で相手を血まみれにして勝利する姿から“氷の女王”の異名を取った彼女は、11月4日(土・現地時間)に米ニューヨークで開催されたUFC 217で、“パット・バリーの婚約者”ローズ・ナマユナス(25=米国)に、まさかの初回TKO負けで、王座陥落した。
だが試合の約1週間後、ヨアナはインターネットTV番組『MMAアワー』にテレビ電話で出演し、復活を宣言。
UFC女子バンタム級で“絶対女王”と呼ばれたロンダ・ラウジーが王座陥落して以来、ヨアナは女子MMA界の“最強の王者”であり、ナマユナスに勝っていればロンダの6連続防衛記録とタイになるはずだった。
絶対女王の王座陥落は世界中の格闘技ファンを驚かせたが、『MMAアワー』でヨアナは「私は5月にまた王者になる」と力強く宣言。「覚えておいて。5月に私はカムバックする。ローズがその時まだ王座にいるかどうかは、どうでもいい」と、誰がその時王者になっていようとベルトを奪還することを誓った。
「私こそがグレーテストだし、今でも自分が王者だと思ってる。これは映画の一部にすぎないわ。彼女にベルトを獲られても私はまだ王者よ。カムバックする。すぐに」と、前回の敗戦も自分の復活ストーリーを盛り上げるための試練に過ぎないと語る。
ヨアナは、デイナ・ホワイトUFC社長もすぐにローズと再戦させることを約束してくれたという。「試合後の記者会見の後、デイナと会ったわ。デイナは私をハグしてくれて、『私たちは君のことが大好きだし、それは変わらない。敗戦によって、一層キミのことが好きになったくらいだ。キミの再起戦は、今回の試合よりずっとビッグなものになるぞ』と言ってくれたの」
たしかに、無敵に見えたヨアナが惨敗を喫し、すべてを賭けてカムバックする、というのは、大いに注目が集まるストーリーだ。
はたして5月の再起戦で、ヨアナは王座を再びつかむことが出来るのか。ロンダはホーリー・ホルムにKOされた後の再起戦で、新女王アマンダ・ヌネスに何も出来ずに1Rで秒殺KOされてしまった。もしヨアナが王座奪還に成功すれば、その時こそ彼女がロンダを超えて“真のスーパースター”になるときだ。
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