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【イノベーション】“闘ふ神主” 、17歳REBELS王者・安本の「巧さを消して勝つ」

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2017/12/11(月)UP

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INNOVATIONフェザー級王者の”闘ふ神主”櫻木(左)と対戦するREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者・安本(右)

 12月17日(日)東京・ディファ有明で開催されるキックボクシング大会『Champions Carnival 2017 III』の4大メインイベント1で激突する、INNOVATIONフェザー級王者の“闘ふ神主”櫻木崇浩(31=武勇会)と、REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者・安本晴翔(17=橋本道場)のコメントが主催者を通じて届いた。

 櫻木は香川県の神社に生まれ育ち、國學院大学の神道文化学部を卒業後、実家で宮司(ぐうじ=神社の長)の父の下、禰宜(ねぎ=宮司をサポートする役割)を務める正真正銘の神主だ。

 今回の相手・安本については「ポイントを取るのが非常に巧い。攻撃が交錯する中、最後に一発乗せて印象を良くするとか、それが自然に身についている。なんでも出来るし、(スイッチヒッターなので)構えも変わる。本当にやっかいな相手です」と警戒を怠らない。

ローを得意とする櫻木(左)

 だが、「安本選手の巧さを僕が消す。これがテーマ」と言い、「スピードとテクニック、アマ経験を合わせたキャリアでは向こうが圧倒的に上回っていますが、確実にこちらが上のフィジカル面、パワーやプレッシャーをいかに有効活用するか。そのせめぎあいに注目していただきたい」と、”パワーで圧倒”宣言。

 そして、「たとえ前半にポイントを取られても最後に取り返して勝利するのは僕です」と王者対決に必勝を誓う。

 プライベートでも昨年結婚し、夏に娘が生まれたばかり。「今回が赤ちゃんを授かって初めての試合ですけれど、やはり頑張ろうって気持ちがプラスアルファされます。我、フェザー級の守護神と為りて、ここは通さじ」と、最後は神主らしいコメントで結んだ。

 対する17歳の安本は小学生の時にキックを始め、中学卒業後すぐプロに転向、以後無敗を貫くエリート。6月にはREBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王座を獲得したばかりである。

10月のイノベーションでタイのラムプーンチャイを破った安本(右)

 相手の櫻木については「仲のいい岡山ジムの翔貴選手と2度やっているのを見ています。問題ありません」と自信満々。「パワーやプレッシャーは未知数なので、そこに気を付けながら圧倒的に勝ちます」と圧勝宣言した。

 櫻木との体格差に関しては「普段、町田さん(町田光=スーパーフェザー~ライト級)や悟さん(橋本悟=スーパーライト~ウェルター級)たちと練習しているから、階級上の相手の感じは解ってはいるつもり。でも、本番の試合はまた別の部分があるので気を引き締めます」と語る。

「強い人とドンドンやりたいです」という若武者・安本は、11月23日に開催された『RISE』の「DEAD OR ALIVE -57kg TOURNAMENT 2017」で優勝したシュートボクシング日本スーパーバンタム級王者・内藤大樹の名も挙げた。

 櫻木にあっさり勝利して、那須川天心に続く“第二の神童”となるか? それとも“闘ふ神主”が自らの言葉通り“フェザー級の守護神”として天才児の連勝にストップをかけるのか。

 


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