【UFC】王座返り咲きを目指すローラーvs二階級制覇を狙うドス・アンジョス
12月17日(土・現地時間)カナダ・マニトバ州ウィニペグのベルMTSプレイスにて『UFC FIGHT NIGHT:Winnipeg』が開催される。
メインイベントは、前UFCウェルター級王者ロビー・ローラー(アメリカ)と、階級をひとつ上げた元UFCライト級王者ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)による元王者対決。ローラーは現在ウェルター級2位、ドス・アンジョスは同4位と、いずれも王座を狙えるポジションにいる。
“ルースレス(無慈悲)”ことローラーは2014年以降、マット・ブラウン、ジョニー・ヘンドリックス、ローリー・マクドナルド、カーロス・コンディットらを次々に血祭りにあげてタイトル防衛を重ねた。2016年6月の『UFC 201』(2016年6月)でタイロン・ウッドリーにベルトを奪われたものの、2017年6月の『UFC 214』ではドナルド・セラーニを判定で下して健在ぶりを示した。
「毎日、少しでも強く、少しでも速く、少しでも上手くやれるようにコーチと一緒に努力している。古い技術を再検証し、新しいトリックを足して、常に進化しているんだ。自分は相手をフィニッシュしてやろうと思っているだけのただの凶悪なファイターだけど、そんな俺を応援してくれているファンにはいつも感謝している」と語るローラーは、今年から所属ジムをハードノックス365に変更して得意の打撃にさらに磨きをかけている。28勝のうち21勝でフィニッシュを成し遂げ、有効打の打撃数905発はUFCウェルター級随一を誇る。
一方、昨年7月にエディ・アルバレスにKOされてライト級のベルトを失ったドス・アンジョスは、ウェルター級に転向した今年、タレック・サフィジーヌ、ニール・マグニーを圧倒して順調な再スタートを切った。
「ライト級でチャンピオンになれたのは楽しかった。ミッション完了、という感じだ。ウェルター級も厳しいけれど、正直、最激戦区のライト級を制したことで自分にとってはこれからウェルター級のトップに立つことも、それほど大変なことには思えないんだ」とドス・アンジョス。
「これでもう、減量のストレスはおしまいだ。ライト級時代にはファイトウイークだけでなく、試合前の2~3カ月はずっと減量のストレスに苦しんでいた。ただ、ウェルター級としては身体が大きいわけではないから、その分ガンガン行くようにしている」とも話している。
また、UFC戦績4勝1敗のうち全ての勝利がKO、野生児のような戦いぶりとエキセントリックなキャラで人気上昇中のマイク・ペリー(アメリカ)と、前戦で難敵グンナー・ネルソンをわずか82秒でKOして現在5連勝中と勢いに乗っているサンチアゴ・ポンジニッビオ(アルゼンチン)が激突する。
なお、ティム・エリオットvsピエトロ・メンガのフライ級マッチはメンガの体調が試合出場に適さないと診断されたため、中止となった。
Photo by Josh Hedges/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images
「UFC FIGHT NIGHT:Winnipeg」
2017年12月16日(土・現地時間)カナダ・マニトバ州ウィニペグ・ベルMTSプレイス
<主な対戦カード>
▼メインイベント ウェルター級 5分5R
ロビー・ローラー(アメリカ)
vs
ハファエル・ドス・アンジョス(ブラジル)
▼フェザー級 5分3R
リカルド・ラマス(アメリカ)
vs
ジョシュ・エメット(アメリカ)
▼ウェルター級 5分3R
サンチアゴ・ポンジニッビオ(アルゼンチン)
vs
マイク・ペリー(アメリカ)
▼ライトヘビー級 5分3R
グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
vs
ミシャ・サークノフ(ラトビア)
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