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【ボクシング】井上尚弥vs”最短KO王者”実現なるか、テテが意欲

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2017/12/28(木)UP

世界最速KOタイムを持つテテが井上戦に意欲的だ

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋ジム)は12月30日(土)神奈川・横浜文化体育館にて、同級7位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)を挑戦者に迎え、7度目の防衛戦を行なうが、この試合を最後にバンタム級に階級を上げ、3階級制覇を目指すと見られている。その井上と、WBO世界バンタム級王者ゾラニ・テテ(29=南アフリカ)が激突する可能性が出てきた。

 テテは11月18日にイギリスで行われた初防衛戦で同級3位の挑戦者シボニソ・ゴニャ(ナミビア)を初回11秒でKOし、世界タイトルマッチでの史上最速KO記録を更新した男だ。それまでは94年9月のWBOスーパーバンタム級タイトルマッチで、王者ダニエル・ヒメネス(プエルトリコ)が挑戦者ハラルド・ゲイアー(オーストラリア)に17秒でKO勝利した記録が最速だった。

 12月27日(現地時間)、ファンが「井上が階級を上げたら、彼と戦いたいですか? あなたのナルバエス戦後に?」と、ツイッターで問われたテテは、「そういう試合こそ俺たちがやりたいと思ってる試合だし、バンタム級の誰とでも戦うぜ」と返信。これを受けて複数の海外ボクシングメディアがテテvs井上の可能性を報じた。

 テテは18年2月10日にWBO世界バンタム級1位のオマール・ナルバエス(42=アルゼンチン)とロンドンで対戦予定だが、ナルバエスは井上とも拳を交えている。2014年12月30日に東京体育館で対戦し、2R 3分1秒、井上がKO勝ちしてWBO世界スーパーフライ級王座を奪っているのだ。

今年11月、11秒で世界最速KOタイムを出したテテ

 このナルバエスとの防衛戦後、テテはバンタム級の王座統一を目指し、同級のWBAスーパー王座とIBF王座を持つライアン・バーネット(25=アイルランド)や、WBC王者ルイス・ネリ(22=メキシコ)との対戦を望んでいるが、バーネット陣営はテテ戦にあまり乗り気でないと言われており、ネリはWBCから山中慎介(35=帝拳)との再戦を命じられている。

 そうした事情もあって、井上との対戦が実現する可能性は高い。そして今回、テテ本人が井上戦への意欲を感じさせるツイートをしたことは、注目すべきだろう。

 井上は今月の公開練習で、現在より1階級上となるバンタム級について「バンタムは選手層が更に厚くなるし身体も大きくなる。ランキングを見てもトップ選手はいっぱいいるしクセのある選手はゴロゴロいる」と説明していた。

 両者の対戦が実現すれば、世界の注目が集まる試合になりそうだ。

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●編集部オススメ

・ゾラニ・テテが11秒、世界戦最速KO記録を更新

・井上尚弥、年末は5年連続KO勝ちで来年はバンタムに上げ3階級制覇へ

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