【ONE】“足関十段”今成正和が5年半ぶりに参戦
1月20日(水・現地時間)インドネシアのジャカルタ・コンベンション・センターで開催される総合格闘技イベント『ONE:KINGS OF COURAGE』に、“足関十段”こと元DEEPバンタム級&フェザー級王者・今成正和(41=Team ROKEN)が参戦することが決まった。
“足関十段”の異名を持つ今成は、その名の通り足関節技を得意とするベテランファイター。関節・絞め技を極めて勝つことにこだわり続け、41歳を迎えた現在も極めの強さでは他の追随を許さない。36勝16敗2分の戦績のうち、実に25試合が一本勝ちだ。
長年『DEEP』のリングで活躍しており、2005年12月に同団体の初代フェザー級王座、2008年8月に初代バンタム級王座を獲得。さらに2016年12月には長倉立尚との打撃戦を判定3-2で制して第6代フェザー級王者に輝き、実に8年7カ月ぶりとなる王座返り咲きを果たした(初代フェザー級王座は2008年5月の2度目の防衛戦に敗れて失っている)。
昨年3月にはノンタイトル戦で大原樹里を相手に伝家の宝刀ヒールホールドを極め、開始わずか23秒で一本勝ちを収めたが、怪我による長期欠場を余儀なくされ、第6代フェザー級王座を自ら返上。今回参戦する『ONE Championship』(通称ONE=アジア最大規模を誇るシンガポール発のMMAプロモーション)が復帰戦の舞台となる。
今成は前進の『ONE FC』時代に2度参戦しており、1勝1敗の戦績を残している(2012年3月と6月)。5年7カ月ぶりの参戦となる今大会の対戦相手はユサップ・サーデュラエフ(32=ロシア)だ。
サーデュラエフはレスリングでオリンピック代表チーム入りを果たした実績を持ち、2008年9月にMMA(総合格闘技)プロデビュー。今成と同じく、2011年9月に日本の『DREAM』で行われたバンタム級世界トーナメントに出場した経験を持つ。
同トーナメントは1回戦で敗れたが、同年大みそかのリザーブマッチで所英男と対戦。サーデュラエフは所を背後から抱え上げ、頭からマットに叩き付ける豪快な投げ技を決め、試合開始わずか42秒でTKO勝ちを収めた(今成は準決勝で判定負け)。以降はONEに継続参戦し、同団体で4勝3敗の戦績。2013年11月には後のONEフライ級王者アドリアーノ・モラエスを破っている。
41歳にして再びアジアのビッグプロモーション参戦を果たす今成。現在4連勝中と好調のサーデュラエフに得意の足関節技を極め、復帰戦を勝利で飾ることができるか。
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