【UFC】メイウェザーの”MMA写真”にマクレガーが反応
“ボクシング・レジェンド”フロイド・メイウェザー(40=アメリカ)がMMA(総合格闘技)用グローブをはめた自分の写真をSNSに投稿し、同じくSNSに投稿した動画で「2018、フロイド・“マネー”・メイウェザー、MMA」と意味ありげに語ったというニュースはイーファイトでも既に報じたが、そのメイウェザーと昨年8月にボクシング・マッチを戦って敗れたUFC同時二階級制覇のコナー・マクレガー(29=アイルランド)が、これに反応した。
8月のメイウェザー戦後もマクレガーは、「本物のファイト(総合格闘技)なら、絶対に俺の勝ちだ」や「俺が相手のジャンルであるボクシングで戦ったんだから、今度はヤツも俺とMMAで戦うべきだ」と何度も発言していたが、今回のメイウェザーの投稿に関して現地メディアのインタビューに応え、「オクタゴンの中なら、俺はヤツを好きなように料理できるぜ」と豪語した。
そして、「もしヤツが本当に(MMAの試合を)やるならリスペクトする。もし(UFCのオクタゴンに)足を踏み入れる勇気があるならな」と、自分がボクシングルールで戦ったように、メイウェザーもボクシングではなくMMAルールで戦うなら尊敬すると語った。
ただしマクレガーは、「今俺は次の対戦相手に関して交渉中だし、いろいろ選択肢があるんだ」とも言う。実際、昨年はメイウェザーとのボクシング戦に集中していたためUFCライト級王座を一度も防衛していないので、このままだと王座剥奪の危機にあるのだ(ライト級の前に獲得したフェザー級王座はすでに剥奪された)。
マクレガーは言う。「ライト級の暫定王者(トニー・ファーガソン)もいるし、無敗のダゲスタン野郎(ハビブ・ヌルマゴメドフ)もいる。それにロシアで大きな大会があるかもしれないからな」
ロシア連邦南部のダゲスタン共和国出身のヌルマゴメドフは25戦全勝の戦績を誇り、現在UFCライト級2位。昨年3月の『UFC 209』でファーガソンとライト級暫定王座決定戦をする予定だったが、減量で体調を崩して試合前日にドクターストップがかかり、欠場している。
その後ファーガソンは昨年10月の『UFC 216』でケヴィン・リーを破って暫定王者となったが、今年4月にニューヨークで開催される『UFC 223』で「ファーガソンとヌルマゴメドフを対戦させる」とデイナ・ホワイトUFC社長が1月中旬に出演したボストンのラジオ番組で語っている。ホワイト社長は「マクレガーが9月に復帰するなんていうのでは遅すぎるし、他の選手たちにフェアじゃない」と語り、その場合マクレガーから王座を剥奪する、とも発言。
こうした経緯があるので、マクレガーとしても、『UFC 223』のファーガソンvsヌルマゴメドフの勝者との戦いを選択肢の1つとして考えているのだろう。あるいは『UFC 223』以前にUFCで復帰戦を行うなら、ファーガソンとの王座統一戦になるかもしれない。ただ、ヌルマゴメドフがSNSで再三にわたりマクレガーを挑発しており、マクレガーもかなりムカついて、両者は毒舌合戦を繰り広げている。
もしヌルマゴメドフがファーガソンと暫定王座戦を行って勝ち、暫定王者として正王者マクレガーとの王座統一戦を母国ロシアで行うとなれば、UFCのロシア進出第1弾にふさわしい一大ビッグ・イベントとなるだろう。もちろんそれも非常に興味深いが、動く金額の大きさでは、やはりメイウェザーvsマクレガーのUFCマッチにはかなわない。
はたしてメイウェザーは本当にUFCで戦うのか? そしてマクレガーと今度はMMAルールで激突するのか? この2人は、今年も世界の格闘技ファンの話題を独占しそうだ。
PHOTOS
UFC:By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
Boxing:NAOKI FUKUDA/WOWOW(c)
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・メイウェザーが総合用グローブを着け「2018、メイウェザー、MMA」
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