【RIZIN】中村優作、那須川天心戦は「インパクトだけ残して終わりとは考えてない。勝つ」
5月6日(日)マリンメッセ福岡で開催される『RIZIN.10』に出場する選手達の個別インタビューが、4日(金)福岡県内にて行われた。
第11試合で那須川天心(TARGET/Cygames)とキックボクシングルールで対戦する中村優作(31=チーム・アルファメール・ジャパン)は、今回がRIZIN初参戦。
中村は3歳で日本拳法を始め、中学の時に全国優勝するなど数々のタイトルを獲得。2008年にMMA(総合格闘技)に転向し、アマチュア大会で9戦8勝の戦績を残して2010年1月にDEEPでプロデビューした。日本拳法仕込みの強打を武器に、2013年8月から9連勝を飾っている。2016年には元K-1ファイターのレイ・セフォーが代表を務めていたアメリカのMMA団体『WSOF』の海外ブランドWSOF-GCで初代フライ級王座を奪取するなど、MMAで輝かしい実績を残す。
しかし、今回はキックボクシングルール。さらに、相手は神童・那須川だ。果たしてどのような試合になるのか。
中村は「コンディションはバッチリです。良い感じで笑いが取れると思います」とボケるが仕上がりは万全の様子。
いつもとは違うキックボクシングルールだが「向こう(那須川)の土俵ではありますが、僕はキックボクシングはしないです。キックボクシングをすれば向こうの思うつぼなので、僕は総合格闘技の動きで倒しにいきます。自分のペースにもっていく練習をしてきました。今回は斬り合い、どっちが先に当てるかだと思っているので斬りにいきます」と、キックボクシングには付き合わずに戦うという。
改めて那須川と戦うという事については「未知の世界。相手のレベルがわからない。(那須川戦のオファーが来るなんて)思ってもみなかった。まさか、世界一強いと言われている那須川選手と戦うなんて、そんな事ありえないと思っていた。だからホンマにやってみないとわからないです。
正直な話、打撃に自信はありますけど(試合では)かすらんのちゃうかなと思ってたりもしているんですよ。日本チャンピオンレベルとならやった事ありますけど、あのレベルのキックボクサーとやった事ないですし、周りにいないのでのでわからないです」と語ったが、続けて「だけど当てられるんちゃうかなっていう自信はあります。僕も日本拳法を3歳からずっとやってきたので、そこの面で自信があります。先に当てたいです」と話し、バックボーンの日本拳法を生かすという。
そして「やる以上は勝たないと。インパクトだけ残して終わり、とは考えて無いですよ。ちゃんと勝ちにいきますよ。ルールが何であろうと格闘家なんで勝ちに拘りますよ。魅せる試合もプロなのでやりますが会場を沸かして終わったろうなんて思ってないです。絶対勝ちにいきます」と熱く意気込んだ。
さらに、このインタビューを側で見ていたチームメイトのUFCファイター石原“夜叉坊”暉仁(いしはら・やしゃぼう・てると)も「倒す練習をやってきたし、なんせ俺めっちゃ(スパーリングで)やられたきたので(那須川に打撃を)当ててもらわないと(笑)しっかり仕上げてきたので先に当てられると思う。ビックリすると思いますよ。(中村は)ホンマに踏み込みが速いです。それを楽しみにしておって欲しいです」と、スパーリングパートナーとして太鼓判を押した。
また、地上波で自分の試合が放送される事に関しては「そこはあまり気にしていないです。チャンスですけど、ホンマは総合格闘技のルールで総合格闘家・中村優作を見て欲しかった、というのが事実です」とコメント。
最後に、那須川戦に向けて”秘技”はあるか、という質問には「それはありますが秘密っすよ(笑)それ言っちゃったらバレるじゃないですか」と答えたが、夜叉坊から「”通天閣アッパー”くらい言うといた方がええんちゃう」と指摘されると「”通天閣ほにゃらら”期待しておいて下さい。通天閣めちゃめちゃ低いけどな(笑)」と、大阪出身の中村らしく最後に落としてインタビューを終えた。
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