【K-1】芦澤竜誠、成り上がれるか「俺は絶対お前らの予想を覆す」
6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN』で、「K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント」が行われる。
その1回戦でシルビュー・ヴィテズ(23=ルーマニア)と対戦する芦澤竜誠(23=K-1ジム総本部チームペガサス)が、5月15日(火)都内の所属ジムにて公開練習を行った。
芦澤は喧嘩上等の打ち合いを信条とする狂暴ファイターで、2011年にMA日本キックボクシング連盟でプロデビュー。いきなり9連勝(5KO)を飾った。2016年4月には第3代INNOVATIONフェザー級王座を獲得。2016年9月にK-1初参戦を果たし、KrushとKHAOSでも活躍。2017年12月のK-1で村越優汰に敗れたが、Krush3月大会では佐野天馬から勝利を収めた。戦績は19勝(12KO)7敗1分。
公開練習のミット打ちではキレと伸びのある打撃を見せた芦澤だが、現在のコンディションを聞かれると「まあ、まだそんな練習もしていないのでコンディションも何も無いんですけど。今回は余裕でイケるノリが俺の中にあるので、練習はいつも通りしないで勝ちます」と答え、いつも練習していない事に驚きだが、今回の大一番でも今のところ練習していないという。
続けて、いつから練習を始める予定か聞かれると「(試合の)1カ月前からやろうと思っています。みんな2部練習とか、焦ってやっているじゃないですか。でも俺は1日2時間くらいやれば良いかなって。あとはダイエットで走ろうかな、と思っているくらいです。(昔から練習時間は短い?)昔から短いです。練習する方が弱いです。練習しない方が野生の勘みたいなのがあって強いです。だけど、体力がいつも無いのでそこが欠点なんですけど、体力が無くなる前に倒せば良いかなって思ってます」と破天荒なコメント。
さらに「今回、練習した訳では無いんですけどパンチの威力がメチャクチャ上がっています。(威力が上がった理由は?)前回の佐野天馬戦で、威力が乗っていないパンチを打ってしまっていたので、そこを頭の中でイメージトレーニングしただけです。スパーリングでも倒せるようになっています。(トーナメントの)8人の中では一番、俺が攻撃力があると言えるくらいに自分では思っているので、練習しなくても問題無い。逆にちょっと最近は練習し過ぎた。今回は昔のKO率がやばかった時の俺が戻ってきている。(所属ジム代表の梶原)龍児さんにも『お前は遊びながら練習しろ』って自由に練習させてもらっているので、良い関係で練習できています」と、独自の考えを明かした。
トーナメント一回戦の相手であるヴィテズについては「今日、初めて映像を観たんですが大したこと無いと思いました。22戦無敗ですけど弱い偽者のヤツとやっているから無敗なだけ。今回、初めて本物と当たって(相手が)負けて悔しがる所を見させてあげます」と、いつも通り強気の発言。
トーナメントの勝ち上がり予想は「準決勝は西京(春馬)とやりたいですね。(西京の一回戦の相手の)朝久(裕貴)の方が強いと思いますが、西京はまだ子供なので、一回戦目では気持ちの強さはあるけど、準決勝では気持ちの強さは無いと思う。準決勝で俺が余裕で心を折るので、西京が来ればイージーですね」と、準決勝ではKrushフェザー級王者・西京の心を折るという。
決勝は「盛り上がると言ったら小澤(海斗)かもしれないんですけど、まず無理でしょ。なんかタイ人がトレーナーになってからモチベーションが上がっているとか言ってますが、指導者を何回も変えているようなビッチ野郎には負けないですよ。小澤海斗はマジ、ビッチ。俺は龍児さんだけがトレーナーなので、優勝するでしょって感じです。決勝は普通に村越が上がって来るんじゃないですか」と、過激すぎる発言が止まらない。
また、芦澤はこのトーナメントの記者会見で他の選手を挑発するなどしたが、相手はノーリアクションだった。この事については「過去最大に盛り上がって無いトーナメントだと思います。記者会見が不発に終わったので試合で各選手に分からせるしかないですね」と、最高のトーナメントにするには試合で盛り上げるしかないと考えている。
K-1の主役になりたいか、という質問には「K-1の主役になりたいとは思っていないです。このトーナメントは『武尊が巻いていたベルトを獲るのは誰だ』みたいな感じになってますけど、選手として武尊にはここまでK-1を有名にして引っ張ってくれた事には感謝していますが、武尊になりたいとは思っていない。武尊のK-1に対する意識はリスペクトしていますけど、武尊の戦い方とかにはリスペクトは全くしていないし、俺の方が勝ってる。
芦澤は倒せないとか言われますが、今回のトーナメントで優勝すれば芦澤竜誠イケるんじゃねえのってなると思うし、俺が絶対そうさせる。そこを見て欲しいですね。口で言ってもアンチがいっぱいいるので色々言うのはもういいかな。とりあえず試合観に来いよ」とズバズバと本音を言い、芦澤節を全開。
最後に芦澤にとってのプロ意識を聞くと「僕たちはプロスポーツマンじゃないので。そこをプロスポーツだと思っているヤツらとは価値観が合わない。俺は喧嘩だと思っている。一対一の男の殴り合いなんで戦っている最中にリスペクトとか何も無いし、憎しみしかない。試合が終わっても憎しみしかないっていう選手がいないとダメかなと思っています。
俺は陽の当たらない団体で戦ってました。それでK-1には『出たい、出たい』って指しゃぶって観ていて、やっと出られるようになった。だからK-1グループとかRISEでやってきた生まれも育ちも贅沢みたいなお前らとは違うって感じですね。
俺が優勝すれば完全に成り上がりだろって感じなんで優勝します。優勝出来る気しかしない。俺は自分自身と龍児さんの言う事しか信じないので問題無いです。俺はファンとか付いてくれれば嬉しいですけど、別にお願いしてまで付いてもらいたくないので、みんな俺が負けるところを観に来れば良い。俺は絶対お前らの予想を覆してやる。俺がやられるところを観に来て下さい、よろしくお願いします」と、熱く意気込んだ。
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