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【パンクラス】桜庭や所が好きなクイバネン、相手も観客もアッと驚くような技を見せる

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2018/06/28(木)UP

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ダイナミックな飛びヒザ蹴りを繰り出すクイバネン

 7月1日(日)東京・新木場スタジオコーストにて開催の『PANCRASE 297』に出場する、アントン・クイバネン(フィンランド)の公開練習が6月28日(木)都内にて行われた。

 クイバネンは第7代パンクラス・ライト級王者の久米鷹介(ALIVE)と対戦する。久米は2016年9月に第6代パンクラス・ライト級王者の徳留一樹をフックからのパウンドでTKOに破り、王座を奪取した。昨年12月、には徳留を挑戦者に迎え、初戦と同じくパンチでTKO勝利を飾り初防衛に成功。この勝利で5連勝となり、まさに波に乗っている状態で元UFCファイター・クイバネンを迎え撃つ。

 公開練習でクイバネンは後ろ回し蹴り、飛び後ろ蹴り、飛びヒザ蹴り、相手を高く持ち上げてのテイクダウン、さらには飛び付き腕十字と大技を連発。その理由を聞くと「現在のモダンなMMA(総合格闘技)の基本の技術だけではなく、ほかの人とは違う相手が驚くようなこと、観客が見ても楽しめる予測できないような動きをやるように心がけているんだ」とクイバネン。

 試合でもそのように派手な動きを見せるのかと聞くと「もちろんだ。観客を楽しませてフィニッシュするのが自分の目的だからね」と、相手も観客もアッと驚くような技で試合を終わらせたいという。

 幼少の頃に空手を学び、その後はアイスホッケー、スノーボード、アイススケートなどのウインタースポーツをやっていたが、18歳からはレスリングとボクシングを始めた。地元のヘルシンキで見たMMAイベントを見て興味を持ち、パンクラスやPRIDEなど日本のMMAに夢中となって2003年からトレーニングを始めたという。

飛び付き腕十字も見せた

 2005年にアマチュアの試合に初めて出てわずか8秒でKO勝ち。アマチュアで10戦全勝して2006年にプロデビューし、ヨーロッパやアメリカ各地で試合を行っている。UFCでは2戦を経験。地元のローカル団体である『CAGE』のライト級王座を保持し、

 各地で試合を経験しているだけあって「一昨日来日したけれどいい気分だよ。天気もいいし、東京も興味深い街だしね」と異国の地でも慣れた様子。日本のMMAが好きだと言い、「なんと言っても桜庭和志が好きだ。あとは五味隆典、山本“KID”徳郁、所英男が好きだね」と名前をあげ、ファイトスタイルにも影響を受けているようだ。

 対戦する久米については「試合映像を5~6試合見た。彼の印象はオールラウンドで戦績も良くてタフな相手。あとは、自分よりも背が低い。見た目が強くて動きも速いから戦えるのが楽しみだよ」と評した。

「僕の試合がどうなるか楽しみにしていてくれ。日本で戦うことが長年の夢だったので実現したのが嬉しい。世界中で戦っていきたいので日本はその中のひとつだが、長年の夢がかなった気分だよ」と、クイバネンは念願だった日本での試合でどんな試合を見せてくれるのか。

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