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【RIZIN】石岡沙織、山本美憂を「喰ってやりたい」

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2018/07/28(土)UP

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かなり頬がこけた石岡だが、仕上がりは過去最高だと胸を張った

 7月29日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.11』に出場する全選手の個別インタビューが、27日(金)都内にて行われた。

 約11カ月ぶりの復帰戦となる石岡沙織(30=禅道会)は、約9カ月ぶりに復帰する女子レスリング世界選手権3度優勝の山本美憂(43=KRAZY BEE)と対戦する。

 石岡は「過去最高に追い込んで仕上がったと思います。動きもいいし、気持ち面も落ち着いている感じですね」と、仕上がりに相当な自信を感じさせるコメント。

 これは相手が山本だからというわけではなく、「浅倉カンナ選手と試合をした時に(2017年8月=浅倉が判定勝ち)自分のやりたい動きと気持ちが出せなくて、気持ちを出し切れずに負けたのが情けなさ過ぎてあんな試合は2度としたくないと思いました。あれほど情けないことは無いと思ったんです。前回みたいにはなりたくないとの想いから、今回は気持ちも身体もしっかり仕上げました」と、過去の後悔からだった。

 ただ「同じ失敗は繰り返さないです。下からは元々強いので、浅倉戦の時はためらって(関節技を)とれそうな場面があったのに、そこで思い切りいけなかった。今回は大丈夫だと思います」と、今回はためらわずに一本を奪いに行くとする。

 山本に関しては「意識しているのはタックルと、今回打撃もしっかりやってきているとのことなので、キャリア4戦といっても侮ってはいけないと思っています」と、26戦と6倍以上キャリアが上回っていても油断はしない。

 注目度が高い一戦であることに関しては「ヤバいですね。それはありがたい限りです」と喜び、「そこで喰ってやりたいですね。凄く面白い試合になると思います。つまらない試合にはしたくない」と、その期待に応えて山本に勝つとした。

 しかし心境は複雑、とも。「同じママファイターですし、相手はトップアスリートでモチベーションは上がるんですが、それと同じくらいどちらも懸けているものがあるじゃないですか。子供と過ごす時間を減らしてでも練習したり。勝っても全力で喜べないし、負けたくもないので複雑です」と、同じ環境にある相手のことを考えてしまうという。

 今大会では女子が3試合、そのうちの1試合である浅倉カンナvsRENAがメインイベントで行われる。そのことを聞かれると石岡は「凄いことだと思います。地上波で女子の格闘技が流れるだけでも凄いと思ったけれど、なおかつメインを任されるのが凄いと思いました」と自分のことのように喜び、「自分がそこに食い込む食い込まないに限らず、盛り上がるカードが組まれればいいなと思います」と、女子総合格闘技の発展を希望した。

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