【GLORY】V4戦の王者ヴァキトフ、自信満々で計量パス「一方的な試合になるだろう」
8月10日(金・現地時間)アメリカ・コロラド州デンバーのファースト・バンク・センターで開催されるキックボクシングイベント『GLORY 56』の前日計量が、9日(木・同)に行われた。
今大会のメインイベントはGLORY世界ライトヘビー級タイトルマッチ。王者アルテム・ヴァキトフ(27=ロシア)が、同級4位ダニョ・イルンガ(31=ドイツ)を挑戦者に迎え、4度目の王座防衛を目指す。
計量はヴァキトフが205.4ポンド(約93.2キロ)、イルンガが207ポンド(約93.9キロ)で、それぞれリミットの209ポンド(約94.8キロ)を一発クリアー。ステージ上では両者とも終始リラックスした様子で笑顔を見せ、仕上がりの良さをうかがわせた。
ヴァキトフは2016年3月にサウロ・カバラリからGLORY世界ライトヘビー級王座を奪取し、以降はザック・ムウェカッサ、カバラリ、アリエル・マチャドの挑戦を退け、3度の防衛に成功してきた。
一方、イルンガは2011年3月にIt’s Showtime -95kg MAX世界王座に就いた実績を誇り、ヴァキトフとは2015年11月の『GLORY 25』で一度対戦したが判定で敗れている。今回は王座を懸けてのリベンジマッチだ。
司会者からコメントを求められると、イルンガは「キックボクシングを始めた時から常にナンバーワンになることを目指して戦っている。今回はそのチャンスを再び得ることができて喜ばしく思う。チャンピオンのことはもちろんリスペクトしているが、明日は彼を超えるために全力を尽くしたい。KO勝ちにこだわらず、リングの上で彼を倒すために必要なことは何でもやるつもりだ」と、王座獲得に向けた強い意気込みをアピール。
一方のヴァキトフは「このリングで戦えることを光栄に思う。イルンガは素晴らしいファイターだし、性格も良いからリスペクトしている。だが友よ、すまないが明日は一方的な試合になるだろう。みんな、ショーを楽しんでくれ」と話し、絶対王者の自信と余裕を漂わせた。
また、セミファイナルのGLORY世界女子スーパーバンタム級タイトルマッチでは、王者アニッサ・メクセン(30=フランス)が、同級4位ジャディー・メネゼス(26=ブラジル)を挑戦者に迎え、2度目の防衛戦に臨む。
計量はメクセンが120.6ポンド(約54.7キロ)、メネゼスが121.4ポンド(約55.1キロ)で、それぞれリミットの122ポンド(約55.3キロ)をパスした。
両者は昨年7月に『GLORY 43』のワンマッチで一度対戦しており、その時はメクセンが判定勝ちを収めている。1年越しのリベンジマッチとなるメネゼスは、「前回戦った時は彼女のことをリスペクトしすぎた。今回はそうならない。この試合が今大会のベストバウトになれば良いと思う。明日、自分の願いを叶えるために必要なことは全てそろっている」と万全を強調。
迎え撃つメクセンも「試合前はあまり話したくない。言っておきたいことは私がチャンピオンであるということ。彼女が自分の夢を語りたければそうすればいい。明日、リングの中で誰が王者に相応しいか、思い知ることになる」と受けて立った。
Photo by James Law, Glory Sports International
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