【KNOCK OUT】初のアジアトーナメント10月開幕、6カ国から選手集結
キックボクシングイベント『KNOCK OUT』は、10月7日(日)東京・後楽園ホールから「KNOCK OUTライト級アジアトーナメント」の開催を発表した。
同トーナメントは日本、中国、韓国、タイ、モンゴル、ミャンマーの6カ国より選手が集結し、アジア最強王者(タイトルの認定はない)を決定するもの。
タイ代表はムエタイ最高峰の現ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、元ルンピニースタジアム認定同級王者、そして第2代KING OF KNOCK OUT同級王者のヨードレックペット・オー・ピティサック(23)。3月には、タイのスポーツ界で権威のあるサイアムスポーツ社認定のタイ・スポーツ大賞のムエタイ部門でMVPを獲得している現役最強ムエタイ戦士の一人だ。
韓国代表はRISEスーパーフェザー級王者チャンヒョン・リー。“韓国の鉄拳”の異名を持ち、強打者ぶりを発揮して昨年7月にRISE三階級制覇・裕樹をKOで撃破、11月には野辺広大を破りRISEスーパーフェザー級王座を奪取した。今年6月には町田光から勝利を収めている。
中国代表ル・ジュンは、小野寺力KNOCK OUTプロデューサーによれば「最初にオファーを出した時にタイで試合と練習をやっている選手で一度決まったんですが、1回戦でヨードレックペットとやって欲しいと伝えると“ちょっと待ってくれ。それならもっと強いのを出す”と中国側が推薦してきた選手です」と、打倒ヨードレックペットに送り込む刺客だという。61~68kgと広い範囲の体重で試合を行っており、8つのタイトルを獲っているとのこと。
「中国で人気があり、長い手足で打ち合う選手です。身体も強い」と小野寺プロデューサー。
ミャンマー代表はカ・イェン・レイ。地上で最も過激な格闘技と言われる頭突きあり、グローブは着用せずほぼ素手で殴り合うラウェイの選手でありながら、タイの国際ムエタイイベント『MAX MUAYTHAI』にも出場してムエタイの試合も行っている選手。
モンゴル代表はボルドバートル・アルタンドルグーン(22)。日本のK-1、キックボクシングで活躍した忍アマラ―が代表を務めるシュートボクシング(以下SB)モンゴル支部所属で、忍アマラ―の推薦を受けての参戦となった。テコンドーをベースとし、戦績は11戦無敗。8月11日に開催されたSBモンゴル大会ではSB日本フェザー級王者・深田一樹と対戦し、勝利を収めている。
小野寺プロデューサーは「最終ラウンドまでスタミナが落ちずに暴れていたので、体力の強さが怖い。テクニックも上がってきたらモンゴルの選手は怖い存在になる」としている。
迎え撃つ日本勢は、KNOCK OUT旗揚げ以来7勝(7KO)1敗1分の戦績を誇る初代KING OF KNOCK OUTライト級王者・森井洋介(30=GOLDEN GLOBE)と、昨年12月の両国国技館大会で国内トップ選手を相手になんと18連勝(1引き分けを挟む)、4年間負けなしと圧倒的な強さを発揮していたマキ・ピンサヤームを破った日本フェザー級王者・重森陽太(23=伊原道場稲城支部)。
そして、10月の後楽園ホール大会でWPMF世界スーパーフェザー級王者・ 町田光(31=橋本道場)と、元J-NETWORKライト級王者・前口太尊(31=PHOENIX)がトーナメント出場権を懸けて決定戦を行う。前口は昨年8月のKING OF KNOCK OUT ライト級王座決定トーナメント準決勝で勝次に敗れて以来の復帰戦となった。
日本人選手3名、外国人選手5名の8名で争われるトーナメント。アジア最強の座に就くのは誰か。
<決定対戦カードとトーナメント日程>
■10月7日(日)後楽園ホール
▼アジアトーナメント出場者決定戦
町田 光(31=橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
vs
前口太尊(31=PHOENIX/元J-NETWORKライト級王者)
▼アジアトーナメント1回戦
森井洋介(30=GOLDEN GLOBE/初代KING OF KNOCK OUTライト級王者)
vs
カ・イェン・レイ(ミャンマー/ラウェイ)
▼アジアトーナメント1回戦
ヨードレックペット・オー・ピティサック(23=タイ/ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王者、第2代KING OF KNOCK OUTライト級王者)
vs
ル・ジュン(中国)
■12月9日(日)東京・両国国技館
▼アジアトーナメント1回戦
チャンヒョン・リー(韓国/RISEスーパーフェザー級王者)
vs
町田光vs前口太尊の勝者
▼アジアトーナメント1回戦
重森陽太(23=伊原道場稲城支部/日本フェザー級王者)
vs
ボルドバートル アルタンドルグーン(モンゴル)
■2019月2月 都内大規模会場
準決勝2試合
■2019年4月 都内/地方大規模会場
決勝戦
●編集部オススメ
・10月アジアトーナメント開催へ、フライ級トーナメントも決定
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