2018/10/06（土）UP
（最終更新：2018/10/06 20:19）

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

優勝候補の石井（左）と、ムエタイの強豪相手に引き分けた仲山（右）がメインで激突

　10月7日（日）東京・後楽園ホールにて開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2018 cross over』の前日計量が、6日（土）都内にて行われた。

　6月に開幕した「KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント」が準決勝を迎える。メインイベントで対戦する元タイTrue4Uフライ級王者・石井一成（19＝東京KBA）とRKA（琉球かきだみし協会）フライ級王者・仲山大雅（19＝RIOTジム）はともにリミットちょうどの51.0kgで計量をクリアーした。

　石井は「明日は初のメインです。まずこのフライ級でKNOCK OUTのメインをはれることを嬉しく思います。明日は必ず勝って両国でまたメインを飾ります」と、12月9日（日）東京・両国国技館で行われる決勝戦へ駒を進めると宣言。

　メインということで「内容にもこだわってフライ級にメインを任せて良かった言われるような試合をします」と、最軽量級の面白さを見せたいともいう。対戦する仲山については「前回凄いKOをしたので一発もある」と評する。仲山はムエタイの激闘男チョークディー・PKセンチャイジム（タイ）と引き分けた実力者だが、「あれは相性が悪かったのもある。僕はあんな戦い方はしません」ときっぱり。

　もう一方の準決勝ではWBCムエタイ日本統一フライ級王者・タネヨシホ（18＝直心会）とWMC日本フライ級王者・大崎一貴（22＝OISHI GYM）の一戦が行われるが、石井は「決勝は大崎君かな」と予想。

　その理由を聞かれると「タネヨシホ君には『なんでメインが石井なんだ』って言われたので、大崎君が勝ってくれればいいと思います」と笑う。

　また「大崎君はタイでも試合をしているし、過去2戦して2回とも引き分けなので決勝戦で決着戦をやりたいと思っています」と話した。そして、「僕がなんでメインなんだって言っている人を黙らせる試合をしたいと思います」と意気込んだ。

　対する仲山は「明日は石井選手を倒して決勝へ進みます」と、優勝候補の打倒・石井を口にしている。

KO決着は必至と見られているタネ（左）vs大崎（右）

　もう一人の優勝候補・大崎は50.9kgで計量をクリアー。「どの試合よりもアツい試合をして僕が必ず決勝に進みます」と、こちらも決勝進出を誓う。タネに関しては「強い選手ですが勝てない相手ではないのでKOしたい。ガンガン前へ出てくるタイプでやりづらいですが、パンチをしっかり当てていけば倒せる相手だと思っています」とKOする自信をのぞかせる。

　大崎はタイ人を相手に8連続KO勝利し、ムエタイの世界最高峰タイトルのルンピニースタジアム王座にも挑戦した経験を持つ。タネのスタイルはムエタイとはだいぶ違うが、「日本人ともたくさん試合をしているので、僕はどちらのスタイルでも大丈夫です。前に来てくれた方が打ち合いやすいし、打ち合ってくれた方がいい」と打ち合いを予告。

　また、石井が大崎勝利を予想したことに関しては「僕も石井選手は過去2回やって2回とも引き分けだったので、決勝で決着を付けたい」と決着戦を望んだ。