【RISE】渡部太基が4年ぶり参戦、ベイノアと激戦必至のウェルター級王座決定戦
11月17日(土)東京・両国国技館にて開催されるキックボクシングイベント『RISE 129』の対戦カードが発表された。
第2代RISEウェルター級タイトルマッチとして、同級2位でJ-NETWORK同級王者“ブラックパンサー”ベイノア(23=極真会館)と元Krush&WPMF日本ウェルター級王者・渡部太基(31=TEAM TEPPEN)の試合が決定。
ベイノアは幼少期から極真空手を習い、2015年5月にキックボクシングでプロデビュー。空手仕込みの多彩な蹴り技とパワーのあるパンチで昨年8月に無敗のままJ-NETWORKウェルター級王者に就いた。RISEには今年2月に初参戦し、無敗記録を続けて現在11戦全勝(8KO)。4月には極真会館『2018第35回全日本ウェイト制空手道選手権大会』の軽量級でも初優勝した。
また、お笑いコンビ『けとるべる』としての活動もしており、昨年・一昨年は1回戦敗退だった『M-1グランプリ』で今年は2回戦進出を果たしている。キックボクサー・空手家・芸人の三足のワラジを履きこなす多才なファイターだ。
対する渡部は今回からTEAM TEPPEN所属となり、RISE参戦は約4年ぶり。パワフルなパンチとハイキックを得意としているサウスポーで、22勝のうち13勝がKO勝ち。2013年11月にダニロ・ザノリニと初代RISEウェルター級王座決定戦を争ったことがある。ゲーオを始めとして国内外の強豪たちと多数拳を交えてきたが、現在6連敗と崖っぷち。
TEAM TEPPENに移籍したのは「8月くらいから練習に行かせてもらって、強くなるならこのジムだと思いました」と説明し、「以前と変わったところは怒らなくなったことですかね。頭を使って戦うようになりました」と言うが「試合になったら分からないですけれど」と笑う。
また、RISE参戦を決めたのは「まだダニロが王者だと思っていて、帰って来てやり返したい思いが強かったんですが、返上されたんですね。いきなり決定戦をやらせてもらえるのはありがたいです。5年前の忘れ物を取りに行く感じです」と、RISEのベルトが目的だとした。
ベイノアは「ゴリゴリの日本男児を用意してもらえて、念願のタイトルマッチを組んでいただけました。その期待に応えられるように、もちろんベルトを獲るのは大前提として、記憶に残る試合をやりたい」と、二冠王になるだけでなく名勝負を演じたいとやる気満々のコメント。
渡部は「4年ぶりにRISEに帰ってきます。1年ぶりの試合になるんですが、相手も無敗のゴリゴリのアメリカ人ということで、いい試合が出来ると思います」と意気込みを語ったが、ベイノアは「まず僕はゴリゴリのアメリカ人じゃないんです。半分日本人なので。板橋区成増から来ました」とツッコミを入れる。
ベイノアは渡部の印象を聞かれると「日本男児、大和魂を背負っている、とにかく気持ちの強い選手だと前から思っていたし、パンチも蹴りも出来る。倒して倒され返してという試合をしていましたね」と評し、渡部は「フィジカルが強くていい選手だと思います。笑いも取れるし」と評価した。
無敗のベイノアが野性味あふれる戦い方で2冠王となるのか、それとも渡部がTEAM TEPPEN移籍で復活するのか。どちらにしてもKO必至の激しい戦いとなりそうだ。
<決定対戦カード>
▼第2代RISEウェルター級王座決定戦 3分5R無制限延長R
“ブラックパンサー”ベイノア(23=極真会館/RISEウェルター級2位、J-NETWORKウェルター級王者)
vs
渡部太基(31=TEAM TEPPEN/第4代Krushウェルター級王者、WPMF日本ウェルター級王者)
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