【Krush】元王者・牧平圭太が復活「王者になるため戻ってきた」
11月21日(水)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.95』の第二弾カード発表記者会見が、10月16日(火)都内にて行われた。
元Krushウェルター級王者・牧平圭太(29=HALEO TOP TEAM)が9ヶ月ぶりに復帰、新鋭・渡邊俊樹(25=優弥道場)と対戦する。
牧平は2007年に全日本キックでデビューし、33戦の戦績を持つベテラン。サウスポーの構えから繰り出す強烈な蹴りを武器とし、2014年4月には山本優弥を破って-67kg(現ウェルター級)王座に就いた。
16年に王座を失ったが、翌17年に3連勝。王座返り咲きを目指し、昨年2月、当時の王者・塚越仁志に挑んだが2RKO負けを喫した。
牧平は開口一番「Krushチャンピオンになるために戻ってきた」と宣言。
「タイトルマッチでは、身体も心も全てを賭けてベルトを奪いにいって、ああいう結果になり『もう挑むことはできんかな…』という気持ちになっていました。けれど家族や応援してくれる人たちのため、この人たちの笑顔が見たい自分のために、もう一勝負、もう一度リングで輝きたいと思いました」と、周りと自分自身のために復帰を決意したと語った。
相手の渡邊は「正直『マジか』と率直に思いました」とオファーを聞いた時の心境を吐露。しかし「元チャンピオンで強敵も強敵なんですけど、不可能は無いと思ってるので絶対に勝ちたい」と意気込む。
渡邊は、かつて牧平が王座を奪った山本優弥の弟子だが「優弥さんは『チャンスだな、絶対勝とう』という話をしています。これほどのチャンスは滅多にない。何がなんでも勝って、ジャイアントキリングを起こしたい」と、師匠の思いも背負いつつ大金星を狙う。
牧平はそれを受け「優弥道場の選手なんで、自分の対策はしっかりしてくると思う。1秒も気を抜かず倒しにいく試合をしたい」と言う。
今回はKrushの10周年記念興行だが、牧平は「思い入れがあるので話させていただきます」と前置きし「人として成長させてもらってるのが(所属ジムの)HALEO、そして人生を変えてくれたのがKrush。チャンピオンになることができ、結婚することができ、こんな自分でも男として筋を通すことが出来たんで、みなさんありがとうございます」と熱い思いを語った。
また、ライト級戦で明戸仁志(32=K-1 GYM EBISU FREE HAWK)vsバズーカ巧樹(21=菅原道場)の一戦も決定。
明戸はこれまでスーパー・フェザー級で戦ってきたが、今回からライト級に転向。対するバズーカは、明戸と1勝1敗の現Krushスーパー・フェザー級王者・島野浩太朗の後輩だ。
バズーカはこの試合のため、11月までタイで修行中とのことで明戸が一人で会見。バズーカからは「タイで火薬の準備中。試合当日に爆発させて明戸選手を倒します。押忍」といつも通りの硬派寡黙キャラでの”火薬ネタ”コメントが届いている。
明戸はライト級転向の理由を「14歳で格闘技を始めた時から60kgでやってきたが、最近のパフォーマンスが納得いかない。練習のほうが強いのではないか」と階級を上げることにしたという。
明戸は8月からK-1 GYM EBISUの代表に就任。「周りのスタッフに助けてもらい、選手との両立は出来ています。ジムを盛り上げなくちゃいけない。後輩ともみんなで強くなっていきたい」と、ジムを背負い戦ってゆく気構え。
バズーカへの印象を「ヤンキーっぽい」と笑い「蹴りがすごくきれいで、今回のタイ修行でさらに磨きがかかるのかな」と蹴りを評価。
強打で知られる明戸だが「蹴りもしっかり出していきたい」と語り「バズーカ選手は強敵だが、練習通りの動きが出来ればKOも出来る」とKO勝利を宣言した。
<対戦決定カード>
▼Krushウェルター級 3分3R延長1R
牧平圭太(HALEO TOP TEAM/第3代Krushウェルター級王者)
vs
渡邊俊樹(優弥道場)
▼Krushライト級 3分3R延長1R
明戸仁志(K-1 GYM EBISU FREE HAWK)
vs
“バズーカ”巧樹(菅原道場)
▼Krushライト級 3分3R
佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
塚本拓真(TANG TANG FIGHT CLUB)
▼Krushスーパー・ウェルター級 3分3R
吉田英司(クロスポイント吉祥寺)
vs
雄人(優弥道場)
●編集部オススメ
・激闘王・塚越仁志が牧平圭太に逆転KO勝ち、2度目の防衛果たす
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!