【山本KIDお別れ会】山本アーセン「一番の恩返しはベルトを巻くこと」
11月4日(日)東京・青山葬儀場にて、9月16日に41歳6カ月でがんのため逝去した『山本“KID”徳郁お別れの会』が執り行われた。11時から行われた第1部(第2部はファン)には多くの関係者・選手が献花に訪れた。
山本美憂の息子で、山本“KID”徳郁の甥にあたる山本アーセン(22=KRAZY BEE)は普段通りのラフな服装で会に出席。「KRAZY BEEクルーって感じです。こうじゃないとノリ(KID)が『お前ら、なんで堅い格好してるんだよ』と言われそうだから」と笑った。
お別れ会について聞くと「俺はノリが死んだとは思っていない。身体がなくなっただけで、魂はある。ノリに怒られないように練習と試合を頑張ってチャンピオンになる目標は変わらない」と話した。
指導者としてのKIDは「超スパルタ」だったと言い。「昭和のオールドスタイルで厳しくやってくれた人がもうそばにいないので、寂しいけれどこれからは自分で追い込みます」とKIDイズムを受け継いでいきたいという。
KIDの最期については「ビックリするくらい最高だった。1秒もダメだと諦めなかった。横で見ていてカッケーと思うくらい戦っていた。絶対に弱音なんて吐かなかった。身体が弱っている時も『髪切ってやるから来い』って坊主にしてもらいました」と、がんと戦い続けていたと明かす。
一番の思い出を聞くと「思い出はいっぱいありすぎて分からない。全てが最高の思い出。あの人は仙人みたいで、言うこともやることも神がかっていた。でも、やっと格闘技が分かってきた、楽しくなってきたのにここで逝っちゃうんだって思う」と、この先の戦いが見せられないことを残念に思う。
今後については「一番の恩返しはベルトを巻くこと。ここから頑張っていきたい」と、チャンピオンになることで恩返しをしたいと話した。そして「みんなにも言ったけれど、これはお別れ会じゃなくて家族が集まってみんなでやるパーティーだから。明るく送り出してあげたい」と語った。
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