【ボクシング】WBSSのドネア戦で途中棄権の元2団体王者バーネットが引退(動画あり)
元IBF世界バンタム級王者で元WBA世界バンタム級スーパー王者のライアン・バーネット(27=イギリス)が10月25日(現地時間)に引退を発表。所属するMTKグローバル社の公式サイトにアップされた。
内容によると、過去数年間、試合とトレーニング中に負った怪我と付き合いながら試合に出場してきたが、徐々に難しくなってきたという。バーネットはコメントで「私は怪我でやむなく引退するが、感謝と満足に満ちている。子供の頃の夢は達成でき、(引退によって)将来の健康を確保することができた」と話した。
井上尚弥は昨年5月にWBA王者ジェイミー・マクドネル(イギリス)と戦った際、「まだ上がいる」とスーパー王者のバーネットを意識していた。
そのバーネットは18年2月にIBF王座を返上、WBAスーパー王者の防衛戦として昨年11月にイギリスで行われたWBSS1回戦で5階級制覇王者ノニト・ドネアと対戦。しかし4R終盤に自身が右ストレートを放った際、いきなり腰を抑えて倒れ込んだ。ダウン判定となるも10カウント以内に立ち上がり、開始後にドネアのラッシュをガードしつつも反撃すると、再び腰に激痛が襲い、腰に手をあてると同時に終了のゴング。陣営コーナーに戻ったバーネットだったが棄権を申し出、TKO負けとなりプロ初黒星で王座陥落となった。
後日、海外メディアのインタビューで棄権となった怪我については、腹斜筋を痛め、さらに腰の骨と筋肉が剥離したとも語っていた。
バーネットは今年5月にWBCインターナショナル・スーパーバンタム級王座決定戦を行い、6回1分56秒でTKO勝ちを収め再起したが、それが最後の試合となった。2013年にデビューし生涯プロ戦績は20勝(10KO)1敗。
▼ドネアvsバーネットの一戦。腰を押さえ倒れこむシーンも
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