【RIZIN】山本美憂、長谷川穂積や女子ボクシング世界王者との練習で打撃に自信
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN.20』に出場する山本美憂(45=日本/KRAZY BEE)が都内にて公開練習を行った。
山本はアム・ザ・ロケット(23=タイ)とRIZIN女子MMAルール(49.0kg/5分3R)で対戦する。
山本はRIZINで3連勝中だった10月の大阪大会に、スーパーアトム級王者・浜崎朱加への次期挑戦者決定戦に挑んだ。しかし対戦相手のROAD FC女子アトム級王者のハム・ソヒに鉄槌連打を受けてTKO負けを喫した。今回が再起戦となる。
相手のアムはムエタイでは80戦以上の経験を持ち、JJIF柔術でも17年アジア選手権をはじめ、数々の大会で金メダル獲得と輝かしい実績を残しているファイター。8月大会ではRIZINスーパーアトム級女王の浜崎朱加と対戦し敗れたが、そのポテンシャルの高さを証明した。
公開練習で山本は、同門で後輩のあいとレスリング形式のスパーリングを披露。山本は「仕上がりを予想して順調に行っている」と好調だと語った。
対戦相手のアムについて山本は「スピードがある選手だし、野生的なので危ない試合になると思う。そこで焦らず落ち着いて自分のペースで行ければ」と語る。前回のハム戦での「(ハムが)上手で、私が焦ってやってはいけないことをバンバンやってしまった」という反省からも自分のペースを重視して戦う。
アムはムエタイ戦士でもありながら、柔術も得意。山本は「(立ち・組みの)両方気を引き締める。スピードも負けたくないし、フィジカルでも負けたくないので、今回は勝負する」とフィジカルに自信を持つアムにも負けないとする。
今回はパンチを磨いてきた山本。11月上旬には元ボクシング世界3階級制覇王者・長谷川穂積のジムで一週間の合宿を行った。長谷川の大ファンだったという山本は「私ももうちょっと打撃に余裕があれば、自分のレスリングが生きてくるんだろうな」と師事を仰いだという。両者ともサウスポーということもあり、山本は「穂積さんに一週間毎日みっちり、パンチの出し方からコンビネーション、フットワークまで細かいことを色々教えていただきました。打撃は前回レベルアップしていると思います」とパンチのレベルアップに自信を持つ。
さらに、同じく大晦日に試合を行うWBO女子ボクシング世界スーパーフライ級王者・吉田実代のジムにも出稽古を繰り返す。「最近友達になった」という吉田からは「指導もしていただいて、ミットも持ってもらっています。吉田選手も試合が近いのに時間の合間を縫ってもらっています」と言う山本。「(吉田と)スパーリングの相手は無理なので、マススパーや約束組手のような練習を一緒にしています。同じ日に試合があるので、モチベーションやテンションの持って行き方が同じなので凄く励みになります」と共に戦う気持ちで大晦日に臨む。
最後に「この先は、自分より強い選手としかやらないのは決まっている。どんどん倒して上に上がるだけ」とコメント。45歳ながらいまだ熱く燃える気持ちに従い、強敵との決戦に向かう。
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