【K-1】武尊へのリベンジ目指す村越優汰「3連敗はできない」山本直樹「技術で上回って圧倒する」
12月13日(日)東京・両国国技館にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』。本大会で行われる[スーパーファイト K-1スーパー・フェザー級 3分3R・延長1R]で対戦する村越優汰(26=湘南格闘クラブ)、山本直樹(30=優弥道場)の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。
村越は多彩な蹴り技を武器に2017年12月にK-1へ参戦。2018年6月に第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントを制し王座を手にした。2019年11月に階級を上げ、K-1三階級王者・武尊と対戦するも2-0の判定負け。今年3月の再起戦でレオナ・ペタスにKO負けし現在2連敗中。再起を懸け山本との一戦に臨む。
3月の敗戦を振り返った村越は「去年11月の武尊戦が終わってからモチベーションを上げるのが難しかった」と”武尊ロス”のまま試合に臨んだことを明かした。しかし「プロである以上、落としていい試合は1試合も無い。どんなシチュエーションでも1試合1試合ちゃんと気持ちを上げて臨まないといけないと、前回のレオナ戦で学びました」と、代償と引き換えに得たものもあったという。
対戦相手の山本の印象は「総合的に良い選手。実際に試合をみてそう思いました」と高く評価。元王者として山本の挑戦を受ける立場となるが「プロとして3連敗はできない。これ以上は負けられないし、自然と気合いが入る」と、メンタル面に隙はない様子を見せる。
目の前の試合に集中しつつも、目標は「もう一度、武尊戦にたどり着く」と、あくまで武尊とする村越。そのためにも「武尊以外の相手にはしっかり勝たないといけない。ここからまた一戦一戦勝ち続けます」と、再戦に向けた意気込みを見せた。
対する山本はK-1で活躍した名選手・山本優弥の実弟だ。24歳でのプロデビューと遅いスタートながら、2017年は5連勝をマークする活躍。昨年12月にはレオナ・ペタスが持つKrushスーパー・フェザー級王座に挑戦するチャンスをつかんだが、KO負けを喫しベルトを逃した。その後2連勝と波に乗る中、元K-1王者・村越と対戦するチャンスをつかんだ。
山本の実兄・優弥が10代でプロデビューした早熟の天才だった一方、山本は23歳から格闘技を始めた遅咲きスタート。高校まではサッカーに没頭していたというが、今、格闘技の道を歩む中で「始めたのが遅いからといってなめられたくはない」と負けん気の強さを発揮。兄が認める運動神経の良さを活かし「近道でトップまでいけるようにアニキから技術、メンタルなどすべてを教わっています」と、最短でトップへ上り詰める心構えを見せた。
対戦する村越に対し「ベテランの雰囲気が出ていて、試合でも冷静に戦いますよね。相手の攻撃をもらわず自分だけ当てるスタイルを理想にしているので、村越選手のことはリスペクトしています」と、尊敬の念を抱いてるという山本。しかし、当然勝ちを譲るつもりはなく「技術があるタイプの方がやってて楽しいし、自分としてはやりやすい。自分が技術で上回って、圧倒して勝ちたいです」と、元王者を制圧する理想を語った。
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