2020/12/05（土）UP
（最終更新：2020/12/05 12:28）

兄の優弥と共に、写真に収まる直樹（c）K-1

　12月13日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K-1冬の大一番～』の［スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R］で村越優汰（湘南格闘クラブ）と対戦する山本直樹（優弥道場）が公開練習を行った。

　公開練習では、兄の山本優弥を相手に、2分1Rのミット打ちを披露。K-1にはこれまでプレリミナリーファイトでの出場はあったものの、スーパーファイトはこれが初となる。しかも、対戦相手が元K-1フェザー級王者の村越で、名をあげる大チャンスだ。

（c）K-1

　それもあって、「今回、格上の村越選手と対戦させていただくということで、モチベーションも上がってます。モチベーション上がりすぎて、怪我だけはしないようにしっかり仕上げたいと思います」と、気持ちもコンディションも上向きのようだ。

　村越対策も、兄の優弥と共に積んでいる。今回の対戦相手である村越はサウスポーだが、優弥も現役時代にサウスポー相手にいい結果を出せなかった経験がある。そのため直樹を、卜部功也や久保優太といったサウスポーのトップクラスの選手のもとへ出稽古に行かせるようにした。「自分の頭にない技術がたくさんあったんで、『こういうのがあるんだ』と思って、凄く勉強になって、もろパクリしたいです（笑）」と直樹は話す。

（c）K-1

　村越の戦い方を、「もらわずに自分だけ当てて完封するっていうスタイル」と評した山本だが、そのスタイルは自身が目指しているものでもあると明かす。村越は「KOにこだわってるんじゃなくて、技術で圧倒しているんで、そういう部分は凄くリスペクトしています」と目標にしている存在でもあったという。

　だが「自分はベルトを巻くことを目指してやってるし、しっかりいい結果を残して、次につなげたいと思います。技術で完封してやろうかなと思っています」と、村越戦は通過点との認識で、自信の満ち溢れたコメントを残し、さらに「結果を残して近道できるように、KOで倒してインパクトを残したいと思います」と意気込んだ。