武尊、那須川天心戦を「来年実現させる」RIZINでもK-1でもない中立のリングで
12月31日(木)にさいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.26』のセミファイナル[RIZINキックボクシングルール:3分3R ※肘無し]でクマンドーイ・ペットジャルーンウィット(26=タイ/ペットジャルーンウィット)を下した、那須川天心(22=TARGET/Cygames)の試合観戦に来場していた、K-1三階級制覇の武尊(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が囲み取材に応じた。
武尊は、新生K-1前人未到の3階級制覇を達成した、K-1のカリスマ。戦績は40戦 39勝(23KO) 1敗 0分。21年1月24日には、Krushスーパーフェザー級王者のレオナ・ペタスとの頂上決戦が控えている。これまで、那須川vs武尊は、多くのファンから望まれていたが、これまで実現に至っていない。
今回の試合後のマイクで那須川は「今日会場に武尊選手、来てくれてありうがとうございます。何にも決まってないけど、格闘技盛り上げましょう!」と武尊に呼びかけた。
囲み取材に姿を現した武尊は、那須川とのカードについて「ファンの方たちが期待してくれてて、実現できないのが悔しい気持ちもあったし、それを変えるために、熱望されてから5〜6年ですかね。僕自身もやりたかったし、天心選手も同じだと思う」とこれまでの思いを語る。
さらに、この1戦に関しては「やるためには、この試合を格闘技界がもっと良くなって大きくなっていくための試合にしないといけない。片方が脱退するやり方では実現したくない。そうすることで片方は落ちちゃうし、この試合をすることで、誰かが落ちたり傷付いたりする試合にしたくなくて、どうにか格闘技界が一つになるような、試合ができればと思ってずっと動いてきたつもり」と中立な立場での試合を望んだ。
今回、RIZINに来場したきっかけについては「今年はコロナだったりでいろんな状況が変わって、実現ができなくて、やっぱりファンの方だったり、応援してくれる方、信じてついてきてくれてる皆さん、そして同じK-1で戦ってるファイター、僕に憧れて、格闘技を始めてくれた方に、希望を見せたかった。僕の意思表示として来年実現させるという決意を込めて、来場させていただきました」と実現への意思表示のためだという。
具体的な場所については、那須川が主戦場とするRIZIN・RISE、武尊が主戦場とするK-1とは異なるリングを作っての戦いを望む武尊。「RIZINでもK-1でもない、中立のリングを作ってやりたいです」と述べる。
さらに「格闘家は分かると思うけど、自分より強いと言われてるやつがいることが許せない。この試合は、同じ団体の(選手との)試合とは違って、言い出したらキリがないくらい、いろんなことが、それ(実現)を拒んでいる。それだけ大きい問題だった。だけど、逆を言えば、これだけ試合ができなかったことも、この格闘技界を一つにするための大事な期間だったと思うし、僕自身も、天心選手がいてくれたからこそ、今でも現役やっていると思う。そういう意味ではすごく感謝しています」と那須川に感謝の意を述べた。
武尊の今回の行動で、他の階級のK-1王者らがざわついた「格闘技界が変わる」と。果たして2人の対戦はいつか。
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