2021/02/06（土）UP
（最終更新：2021/02/08 15:38）

井上尚弥（右）vs比嘉大吾のバンタム級対決が決定した

　2月11日（木・祝）東京・代々木第一体育館で開催される、チャリティーボクシングイベント『LEGEND』の新たな対戦カードとして現WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥（27=大橋）vs元WBC世界フライ級王者で現在WBOアジアパシフィックバンタム級王者の比嘉大吾（25=Ambition GYM）が6日発表された。

　出場選手は「エキシビションマッチ」形式で、現役スター選手だけでなくレジェンドファイターも参加。3分3Rで、勝敗のつかないスパーリングの形式に則ったものとしながら、先日の会見で、参戦する井上は「このエキシビション、お客さんを入れてやる限りお客さんはヌルいスパーリングなんか見たくないと思うので、しっかりとガチでやりたいと思います」と語っているだけにKO必至の戦いをする2人のガチスパーが見られそうだ。

比嘉との戦いに向け必死の形相でミットを打つ井上尚弥（２月４日井上尚弥 LINEブログにて）

　比嘉は19戦17勝（17KO）1敗1分と勝ちの全てがKO勝ちでKO率は実に89.5%。デビューから15連続KO勝利で日本タイ記録となり、WBC世界フライ級王座も2度防衛したが18年4月の16戦目の前日計量で体重超過により王座剥奪、試合当日も体調が優れず9回試合途中でセコンドからタオルが投げられTKO負けした。その後、ライセンス停止処分を経て、以降バンタム級に転向し、昨年の20年2月に復帰戦をTKO勝利で飾った。同年大みそかにWBOアジアパシフィックバンタム級王者のストロング小林佑樹とタイトルマッチでは、5回45秒KO勝ちを収め、王座を獲得した。

　現在、比嘉のバンタム級の世界ランクはWBA、WBOで8位、WBCで14位にランクインしており、井上とタイトルマッチも可能なラインに来ている。昨年、比嘉がバンタム級に上げてからいずれ井上と対戦する日が来るかと言われていたが、早くもガチスパーという形で対戦することになった。
　３Rだが、どちらかがダウンを奪うスリリングな試合になる可能性がある。比嘉が井上のタイトルに挑む前のプレタイトルマッチとも言えるかもしれない。
　井上の戦績は20戦20勝（17KO）無敗でKO率は85％だ。比嘉にとっては井上の強さが確認できるいい機会だろうが果たして結果は如何に。

　なお井上vs比嘉の他に、プロボクシングデビューを3月に控える元K-1王者・武居由樹が元WBOフライ級王者・木村翔と対戦するほか、元世界3階級制覇王者の八重樫東vsWBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口絋人、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志vs日本スーパーフェザー級王者の坂晃典など全７カード決定している。

　また、この全試合の生中継を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて行う。ABEMAコイン2,750コイン（3,300円相当）でチケットを購入し、視聴することができる。

▼ABEMA視聴購入ページ
https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/F6ATiuEDLfmBNw

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