【ボクシング】激闘の元王者・木村翔、対戦する武居由樹に「K-1王者がどこまで強いか興味がある」=2.11 LEGEND
2月11日(木・祝)東京・代々木第一体育館で開催される、チャリティーボクシングイベント『LEGEND』の対戦カード発表会見が3日行われた。
出場選手は「エキシビションマッチ」形式で、現役スター選手だけでなくレジェンドファイターも参加する。
このイベントに元K-1GP世界スーパーバンタム級王者の武居由樹(24=大橋)が参戦、元WBO世界フライ級王者の木村翔(32=花形)との対戦が決定した。
会見に出席した武居は「K-1から来た大橋ジムの武居です。ボクシングファンで僕を知らない人もいると思います。3月にプロデビュー戦が決まってて6回戦からで、まだまだなんですけど、こんな僕を選んでくれてありがとうございます。元ボクシングの世界チャンピオンに元K-1チャンピオンがどこまでできるのか、それを楽しみにしていてください」と語ると、木村は「僕だけK-1ルールになったみたいですけど、頑張ろうと思います」とリップサービス。
武居は「デビュー戦してない僕がいいのかな、という思いがあるけど、今はボクサーですが、元K-1ファイターという意地を持って木村選手にぶつかりたいと思ってます。木村選手の試合を見たんですけど、本当に気持ちの強い選手だと思ったので気持ちでは負けないようにしたいです」と意気込み、木村のリップサービスにも「K-1ルールでもいいと言われてたので間違って蹴っちゃっても許してください」と返し会場を和ませた。
その回答に木村は「(武居選手は)階級は上だけどK-1チャンピオンがボクシングルールとはいえ、どこまで強いか興味があります。頑張りたいと思う」とボクシングルールだが、異種格闘技戦の雰囲気を醸し出していた。
木村はボクシングファンには言わずと知れた激闘王だ。17年7月に上海でWBO世界フライ級王者の鄒市明(ゾウ・シミン)に顔から流血しながらも11回TKO勝利し王者に。2018年9月には当時2階級制覇王者で同級1位だった田中恒成(畑中)を相手に3度目の防衛戦を行い、12回0-2(112-116、113-115、114-114)の判定負けで王座から陥落したが、その激戦ぶりから日本ボクシングコミッションや記者クラブなどが主催する18年の年間最優秀試合に選ばれた。昨年20年2月にフィリピンマニラで元WBO世界ミニマム級王者のメルリト・サビーリョと対戦し、2回TKO勝ちを収め、再び世界王者になると誓った。コロナ禍で試合が決まらなかったが、チャリティイベントとはいえ、1年ぶりのリングとなる。
対する武居は高校時代ボクシング部を経てキックに転向。17年のK-1 WGP第2代スーパー・バンタム級(-55kg)王座決定トーナメントで決勝までKOを重ね、決勝でも久保賢司にパンチで終始圧倒し判定で完勝。同年の最優秀選手賞(MVP)に選ばれた。 19年6月にはK-1 WORLD GP K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントで全3試合をKO勝利し優勝、高いKO率を持つ。武居が元K-1王者の意地として果たしてどうのような試合を見せてくれるのか。
木村は酒屋の配達をしながら世界王者になったハングリーな激闘ファイターだ。以前会見でこのイベントに参戦する井上尚弥(大橋)は「このエキシビション、お客さんを入れてやる限りお客さんはヌルいスパーリングなんか見たくないと思うので、しっかりとガチでやりたいと思います」と語っていたように、かなり本気なスパー大会が見られそうだ。
木村の戦績は24戦19勝[12KO]3敗、身長165cmの右ボクサーファイター。
対する武居はキック戦績:25戦 23勝[16KO]2敗)身長170cmで左ボクサーファイター。なお、階級は木村がフライ級(50.8kg)で武居が3月デビューは54.5キロ契約で試合が決定している。
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