【ベラトール】デビュー戦を迎える元UFC強豪アンソニー・ジョンソンが“強靭な肉体”で計量パス、緊急参戦の相手に「ヤツは怪物だ」と警戒
5月8日(土・日本時間)に米国コネチカット州モヒガン・サン・アリーナで開催される『Bellator258』の前日計量が7日に実施された。
ライトヘビー級ワールド・グランプリのトーナメント1回戦(準々決勝)で対戦する、UFCライトヘビー級で活躍していたアンソニー・ジョンソン(36=米国)が、リミットの205ポンド(92.98kg)で、ジョゼ・アウグスト(29=ブラジル)が、204.75ポンド(92.87kg)で共にパスした。
ベラトールデビュー戦となるジョンソンは計量で、仕上がった強靭な肉体を披露。さらに、終始、落ち着いた様子で、フェイスオフでもアウグストを挑発することなく、静かに視線をぶつけ、最後はアウグストと握手を交わした。
ジョンソンはUFCライトヘビー級を代表する強豪選手。王座獲得は逃したものの、当時の王者ダニエル・コーミエ(米国)とのタイトル戦に2度も挑戦した。2度目の2017年4月の対戦で、コーミエに一本負けを喫した後、現役引退を宣言。
その後、オクタゴンには入っていないものの、UFCとの複数年の契約下にあった状態だった。MMA戦績は22勝6敗。22勝のうち16勝はKOによるものだった。
ジョンソンの相手は当初、元UFC人気ファイターのヨエル・ロメロ(43=キューバ)だったが、ロメロがメディカルチェックにパス出来なかったため欠場。そこで、わずか7日間前のオファーでアウグストの緊急参戦が決まった。
アウグストは今年4月にベラトール初参戦を果たし、ジョナサン・ウィルソン(米国)に肩固めで初回一本勝ち。現在5連勝中で、MMA戦績は7勝2敗(5KO、2サブミッション)と、勝利試合は全てフィニッシュしている。
前日の囲み取材で、ロメロの欠場に怒りをあらわにしたジョンソンは「フラストレーションが溜まっている。でも、過去は忘れないと。(対戦相手の)ヤツはモンスターだ。古いモンスター(ロメロ)から新しいモンスター(アウグスト)に変わったと、気持ちを切り替えている」とコメント。
一方のアウグストは「待ち望んだ戦いだ。オレは彼をKOできる。番狂わせを見せてやる」と、突如降って湧いた大物食いのチャンスに興奮した。
この試合の勝者は次の準決勝で、現ライトヘビー級王者のワジム・ネムコフ(ロシア)と対戦する流れ。果たして、王者ネムコフの前に対峙するのは、ジョンソンか、アウグストか。
▶︎次ページ(動画)は、元UFC強豪アンソニー・ジョンソンと新世代モンスター・アウグストのフェイスオフ
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