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圧倒KO勝利の井上尚弥、笑顔の意味は「ドネアとカシメロの勝者と戦える嬉しさ」4団体統一へ

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2021/06/20(日)UP

3R、圧巻のKO勝ちした井上尚弥

 6月19日(日本時間20日)に米・ラスベガスにて[WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ]が行われ、WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(28=大橋)が挑戦者でIBF同級1位のマイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3R、左ボディブローでKO勝利。WBAスーパーとIBFの王座を防衛した。

【動画&写真】井上尚弥ボディブローでダスマリナスが悶絶のダウン、その瞬間

 井上は試合後、インタビューで「1Rの相手の出方を見て早い段階で倒せるという確信を持てた」と早期決着を確信していたという。
 今回勝ったことで笑顔を見せた井上だが、その笑顔の意味は「勝ったことの嬉しさ ドネアとカシメロの勝者と戦える嬉しさその両方」と答えた。

 8月14日(日本時間15日)にWBC世界バンタム級王者ノニト・ドネア(38=フィリピン)とWBO世界同級王者ジョンリル・カシメロ(31=フィリピン)の対戦が本日発表された。インタビューアーに4団体制覇に向け、ドネアとカシメロ、どちらと戦いたいかと聞かれると「よりドラマチックなのはドネア2」と笑顔で言う。前回のドネア戦では井上は眼窩底骨折と鼻骨骨折をしながらも11Rにボディでダウンを奪い判定勝利。その死闘を再び行いたいとさらりと言ってのけた。成長を続ける井上に次は同じようにはならないと絶対的な自信があるかのようだ。

試合にはドネアとカシメロが観にきていた。井上は「ラスベガスの試合ということでの期待感、ドネアとカシメロが観にきているという試合で、どう自分を出し切れるか。そこが1番の自身の課題だった」と答えた。
最後に「今回の試合は4団体統一に向けてという位置付けで挑んだ試合。勝ったことの嬉しさはあるが、こんなところで手を上げて喜んでいられるステージではない。このあと、ドネアvsカシメロの勝者と戦う方向に向け、より精進して行きたいと思う」と結んだ。

【動画&写真】井上尚弥ボディブローでダスマリナスが悶絶のダウン、その瞬間

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