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【キック】原口健飛の盟友で、フルコン空手の天才児・小野寺天汰がプロデビュー=8.22 W clutch

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2021/08/05(木)UP

フルコン空手界の天才・小野寺がプロキック初挑戦

 8月22日(日)大阪・ホテルリバティプラザで開催されるキックボクシングイベント『W clutch.2』。
 2016年WKO(世界組手連盟/白蓮会館他)世界組手選手権大会や、2018年正道会館全日本選手権など数々の大会で優勝を飾っているフルコンタクト空手家・小野寺天汰(25=KICKLAB)がプロキックボクシングデビューする。

 相手はシュートボクシング日本スーパーウェルター級4位の璃久(22=志真會館)と、いきなりランカーとの対戦だ。70kg戦(3分3R)で行われる。

 小野寺は関西のフルコンタクト空手道場『聖武会館』師範を父に持ち、幼少時から空手修行を開始。ジュニア時代には、2つ年下で伝統派空手から移籍してきた原口健飛と共に、関西や全国レベルのジュニア大会で軒並み優勝をさらった。

空手大会の決勝で、裏回し蹴り(掛け蹴り)をヒットさせる小野寺

 高校生になると一般の大会に出場し、得意の足技を生かしPOINT&K.O.(佐藤塾)全日本大会を10代にして3連覇。15年には白蓮会館全日本大会に出場し、中量級の絶対王者として君臨していた福地勇人を下し優勝。翌年のW.K.O世界大会でも優勝を果たしている。
 他、16年の総極真世界大会優勝や、多くの流派団体が加盟する(公社)全日本フルコンタクト空手道連盟(JFKO)でも16年に準優勝している。
 181cmの高身長から繰り出される、多彩で強烈な足技を武器とする。

 また大学時代には東京五輪出場を狙い、テコンドーにも挑戦。17年には全日本学生テコンドー選手権大会で優勝している。

空手のライバルだった福地勇人に前蹴りを繰り出す小野寺(右)=16年

 大学卒業後は勤務する会社の都合でベトナムへ転勤していたが、現在は日本に一時帰国。SNSでは「ベトナムの長いロックダウンと、医療崩壊への不安から少し日本に一時帰国しています」と説明している。

 相手の璃久は、シュートボクシングで活躍した嶋田昌洋館長の秘蔵っ子で、戦績は3勝(2KO)2敗。19年のデビュー戦ではKO負けしたが、その後KO勝利での2連勝。20年にはシーザー武志の次男・村田義光に延長戦の末に惜敗するも、直近の今年7月には判定勝利で再起している。

 空手時代に共に稽古に励んでいた原口健飛は、SNSで今回のカードについて「え、天汰キックやるんや!普通に楽勝で勝っちゃうよなー。相手にならないだろうなぁ…」とコメント。かつての”兄貴分”の強さに絶対の信頼を置いているようだ。
 璃久は先輩プロとしての意地を見せ、空手界の天才児を退けることが出来るか。それとも原口の言うように、小野寺がランカー相手に“楽勝勝ち”してしまうのか。

<対戦決定カード>
▼メインイベント 3分3R W clutchミドル級タイトルマッチ
寿希也(KGM KICK BOXING GYM)
vs
フェリッペ・ナガサキ(ブラジル/EFFORT GYM)

▼70kg契約 3分3R
璃久(志真會館/SB日本スーパーウェルター級4位)
vs
小野寺天汰(KICKLAB/第37回正道会館全日本空手道選手権大会 中量級 優勝)

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