2021/09/08（水）UP
（最終更新：2021/09/08 20:01）

世界大人気ラウンドガール・アリアニー、ヌルマゴメドフの“ラウンドガール不要論”に物申す(Getty Images)

　29戦無敗のまま現役引退した元UFCライト級世界王者ハビブ・ヌルマゴメドフ（32=ロシア）が、総合格闘技（MMA）イベントにおけるラウンドガールの存在について言及したが、そこでの発言について、UFCのラウンドガール、アリアニー・セレステ（35＝米国）が反論した。

【フォト】大人気UFCラウンドガールのアリアニーのラウンドガール＆ビキニ姿

　ヌルマゴメドフは先月末に出席した記者会見の場で、自身が代表を務めるイーグルFCにラウンドガールが登場しないことについて質問が及ぶと「リングガールは格闘技にとって最も無駄な存在。次のラウンドを知りたければ、画面を見ればいい」といい、ラウンドガール不要論を展開した。

　これに対し、UFCの一番人気ラウンドガール、アリアニーが3日に自身のSNSで反論の投稿。「この15年間、私たちは単なる（次のラウンドを知らせる）リングガールだけではなく、UFCのプロモーションに尽力してきました。世界中を巡ったり、自身の活動なども通して、熱狂的なファンへ愛を送り続けてきました。（コロナ禍であっても）常に会場でのエネルギーと愛を感じています」と、ラウンドガールは単なる会場の“お飾り”ではないことを強調。

「15年間、献身的にこのハードワークをこなした結果、私はロサンゼルスに高価な不動産を持つほどの大金持ちで独立した女性になった」といい、最後に「私を好きになる必要はありませんが、リスペクトしてください」と語った。

元UFC世界王者ヌルマゴメドフ（右）

　投稿のコメント欄には「私たちはあなたを誇りに思う」「アリアニー、私達も愛している、キミはUFCにとってなくてはならない存在だ」など、多数の応援コメントと2万人以上のイイねがついた。

　ヌルマゴメドフが現役最後に戦った世界最高峰のMMAイベントのUFCは、戦う選手はもちろんのこと、その戦いに華を添えるラウンドガールの人気も世界クラス。各国から参加し、オーディションを勝ち抜きリングに上がるが、アリアニーは、モデル業のみならず、テレビ番組の司会やCM出演など様々な分野で活躍。インスタのフォロワー数も300万人越えと大人気だ。

　このラウンドガール是非の論争の結論をつけることは難しいが、多くのファンに愛される存在であることは確かなのかもしれない。