【VTJ】ONE王座目指す佐藤将光と、NEXUS新王者・河村泰博が対決「ここで終わってもいいくらいの気持ちでやる」（河村）

2021/10/28（木）UP
（最終更新：2021/10/28 07:44）

　11月6日（土）に東京・USEN STUDIO COASTで開催される格闘技イベント『VTJ 2021』の対戦カードが発表された。
　元修斗世界バンタム級王者・佐藤将光（坂口道場一族）が参戦。FightingNEXUSの現バンタム級王者・河村泰博（和術慧舟會AKZA）と対戦する。63kg契約戦（5分3R）となる。

　佐藤は19年5月からONEに参戦すると、3連勝。修斗時代から通算すると6連勝で、いずれも一本あるいはKOで決めていた。
　ONE参戦の日本人選手の中で最も王座に近い選手と言われていたが、今年2月にブラジルの新星ファブリシオ・アンドラージに判定負け。タイトル挑戦から後退してしまった。

　今回は母国で再起戦に臨む。国内で戦うのは、19年のONE日本大会でハファエル・シウバにKO勝利して以来となる。

　対する河村は絞め技を得意とする生粋のグラップラー。パンクラス 、ZST等、数々の国内プロモーションを渡り歩いてきた苦労人で、FightingNEXUSを主戦場にするとその才能を開花。
　今年7月に渡部修斗が返上したバンタム級王座決定戦では、相手を得意の寝技地獄に引き込み三角絞めで一本勝ちし、タイトルを奪取した。現在4連勝中で勢いに乗る。

　河村は戴冠後、マイクで「色んな団体のチャンピオンがいて、あまり強くないチャンピオンもいる。片っ端から倒す」と豪語。さらに10月のRIZIN LANDMARK後にはSNSで「RIZIN出てー。余裕で勝てそう。こんなもんなのか…」と投稿し”プチ炎上”していた。
　今回、佐藤との対戦が決まり「『RIZIN余裕！』とか言ってたら、マジな人出て来ちゃった」と期待以上の相手との対戦だと書いている。

　もっとも河村自身はYouTubeで「日本でトップになりたいので、こういうレベルの相手には勝っていかないと当然上は目指せない。挑むっていうよりも、僕もネクサスのチャンピオンですし真っ向勝負をしていきたい。本当に強い相手ですし、ここで終わってもいいぐらいの気持ちでやる」と腹を据え覚悟を決めているようだ。

　その佐藤はSNSで「お待たせしましたというか待ちくたびれてた！やっとできる喜びと感謝を込めて思いきりたたかう。佐藤将光の試合をする」「俺は俺をやり切るぞ」と士気高く意気込んでいる。

　河村が”格上”を食い、RIZIN参戦に向け本格的に名乗りを上げるのか。佐藤が世界レベルの強さを見せつけ、ONE王座挑戦に向け弾みをつけるのか。

＜対戦決定カード＞
▼63kg契約5分3R
佐藤将光（日本/坂口道場一族）
vs
河村泰博（日本/和術慧舟會AKZA）

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