【KNOCK OUT】王者・小笠原瑛作にKO負けの壱、事故的な要素もリベンジに燃える=11.28後楽園
2021年11月28日(日)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT 2021 vol.6』では、KNOCK OUT-RED(ヒジあり)スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、王者・小笠原瑛作(26=クロスポイント吉祥寺)vs壱・センチャイジム(24=センチャイムエタイジム)が対戦する。両者のインタビューが主催者を通じて届いた。
【動画】フラつく壱に小笠原の容赦ない一撃!前回の壮絶1RKO劇
今回は再戦となり、昨年9月に小笠原が圧巻の1RKO勝ちしている。KNOCK OUT-RED 55.5kg級王座決定トーナメント1回戦。1Rに小笠原がこかしを見舞うと、壱は後頭部を強打。そのダメージを回復できない壱を、小笠原が右フックで追撃しKO勝ちした。
王者・小笠原は前回の勝利について「僕の足払いで壱選手が頭を打っていて、あれがなかったら分からなかったという部分もある」と事故的な部分があったと振り返る。「前回の勝ちがあったから今回に影響するというようなことは、特に無いかな」と新しい相手と戦うつもりで対策を組んでいる。
挑戦者の壱はかつて、主にムエタイルールで13連勝している。小笠原は「僕が突っ込んだときにヒジを合わせてきたり」と壱得意のヒジを警戒する。
逆に自身が強くなった部分として「倒せるパターンが増えた」と語る。壱と戦ってから小笠原は、2連続KO勝利だ。
さらに自身が「穴のない選手に変わってきている」とも実感。「壱選手も初めて感じる部分はあるんじゃないかな」と、新たな小笠原瑛作として対峙すると語った。
■執念の挑戦者・壱「仕事は全休、一日6時間練習、『瑛ちゃんノート』を毎日読んでいる」
対する壱は前回の小笠原戦を振り返り「これが初めてと思うぐらい前戦の記憶がない」と語る。「前回は、本当に後頭部をガツンと打ちつけての負け。前後1日分ぐらい記憶が飛んじゃってる」と何も覚えていないのだという。
しかし若干心に残っている記憶もある。「対峙した時に『やっぱり画面で見るより速いな』っていうのは実感したんですね」と小笠原のスピードだけは覚えているという。しかし「本当にそれぐらいで、入場した時の記憶もなくて。なので、今回は初戦と思って戦おうと準備している」と心機一転だ。
今回の再戦が決まってから、生活もガラリと変えたという壱。「瑛ちゃん戦が決まった日から、仕事を全休してる。今は1日6時間練習していて、仕上がりとしては今までで一番いい。今回は本当に瑛ちゃんのためだけに捧げた1ヵ月半。今までにない練習量を積んだ」と、今回の試合に人生を懸ける。
オーバーワークになるということもなく、6時間のうち3時間は会長によるテクニック指導の時間だ。壱は「『これは体では覚えきれないな』と思って、瑛ちゃんに勝つためのノート、『瑛ちゃんノート』を作成して、メモを取っている。毎日、瑛ちゃんの試合動画を見て、瑛ちゃんノートを読んでいる」と執念に燃える。
壱は「僕は今までけっこう名前のある選手ともやってけど、中でも瑛ちゃんは特別」なのだと言う。
壱にとって小笠原は、20歳の時にテレビで小笠原の試合を観て「キックをやりたい」と思った”憧れの人”だ。
「前回はそんな相手に到達できたところで満足してる自分がいたのかな。でもやっぱり負けて悔しかったし、2回負けたら本当にお終いだと思ってる。瑛ちゃんに対する気持ちだったら、どの選手よりも強い」と今回の試合はキック人生の大一番だ。
最後に「僕は今でも、瑛ちゃんとの実力差はそんなにないと思っていて。今回は、日本人が見たことないような、センチャイ会長の『センチャイ・テクニック』を見せて、KOできたらいい」と自分の思いとジム総力、応援してくれる皆の力でKO勝利しベルトを巻きたいと意気込んだ。
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